- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県川崎町
- 広報紙名 : 広報かわさき 令和7年4月号
58億5,000万円(前年度比 +5億5,000万円)
表中の凡例:
・項目名
・説明
・予算額
・構成割合(前年度比)
◆歳入予算(町に入るお金)
歳入予算の総額は、前年度よりも5億5000万円増えました。大規模な太陽光発電設備が設置されたことにより、町税である固定資産税が大幅に増加したほか、国や県の補助を受けて実施する事業が増加したため、国庫支出金、県支出金が増加しました。
一方、町債(借金)は、対象事業の減少や借入額の抑制により、減少傾向にあります。小中学校の建て替えをはじめとした施設の老朽化対策により、町債(借金)が今後増加する見込みであることから、将来的な負担が急激に大きくならないよう借入額はなるべく抑えていかなければなりません。
歳入予算は、町税が増えたことで長年の課題である自主財源が増加しましたが、それ以上に歳出予算の増加が大きかったことから、不足するお金を補うため基金の繰入金(預金の取り崩し)も増加しました。
◇自主財源
町税や施設使用料など、町が自らの収入とすることができるお金
◇依存財源
国や県から交付されるお金や町債(借金)
◆歳出予算(使うお金)
歳出予算も、歳入と同じく5億5000万円の増加となりました。
給与改定により人件費が増加したほか、児童手当の制度改正などにより扶助費が増加しています。また、臨時的な経費として、住民サービスを提供するためのシステムを改修する事業を行います。将来的なコスト削減と業務の効率化を図るため、全国の市町村が実施する事業ではあるものの、国の補助対象外経費となる部分も多く、町の財政的負担が大きい事業となります。
そのほか、道路や橋、水路などの補修工事、新たに工場等を設置する事業者への補助金など、臨時的な経費が増えました。このような臨時的な経費に対応するための備えが基金(預金)となります。歳入予算にも記載しましたが、令和7年度は基金の繰入金(預金の取り崩し)が増加しています。
基金は災害も含めた臨時的な経費の備えとして、確保しておかなければなりません。行政サービスの質を落とさないようバランスを考えた運営に努めていきます。