- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県七ヶ浜町
- 広報紙名 : 広報しちがはま 令和7年4月号
◇学校と地域がお互いに必要としているんですね
[鈴木]松ヶ浜小の特色は、コンニャクづくりですね。地域の方が毎年、コンニャクイモの種をまいてイモから育てているようです。
コンニャクは化学反応のように固まり、面白いですよ。
[新妻]汐見小は米づくりですね。道路で5年生の子どもたちに会うと「おばちゃん、いつ田植えや?」と聞かれます。待ち遠しいようで、先輩から面白かったことを聞いているんですよね。
[金子]亦楽小では、朝の読み聞かせ以外に、各学年の国語の授業で朗読をしたり、支援学級で年2回、秋のお話し会と節分のお話し会の特別なお話し会をしたりしています。
[鈴木]絵本の読み聞かせでは、私もボランティアをしていますが、選んだ絵本を喜んでくれるかどうか不安もありますが、それを想像して本を選ぶのも、また楽しみなんです。
[新妻]子どもたちの目の輝きを、私たち以上にボランティアさんが一番感じてくれているんでしょうね。
[鈴木]ボランティアさんを連日お願いする時でも、「いいよ」って快く引き受けて下さる。本当にありがたいことです。その方たちのおかげで私たちは成り立っています。
学校でもこの活動が浸透してきているから、先生も依頼しやすくなっているのかな。
どちらかからの一方通行でないからいいのかもね。学校と地域がお互いに必要としているんですね。
[金子]基本は、学区内の方々にボランティアさんをお願いしますが、人数が揃わない時は互いの学区から調整しあいます。
それでも調整がつかない時には、私たちがボランティアです。私たち気心が知れて横のつながりがあるから大丈夫‼(笑)
[新妻]七ヶ浜町には、地域コーディネーターが4人います。遠藤浩さんは、技術などを持った専門の方々にお声がけして、キャリアセミナーをされています。
[鈴木]七ヶ浜中のキャリアセミナーは、専門の方から経験を教えていただくという感じですが、ボランティアさんの活動はどちらかというと、子どもたちと一緒に寄り添って行動する感じです。
私は、地域コーディネーターとして、ボランティアさんにお声がけすることによって、自分も地域とつながっている気がします。
同じ七ヶ浜に住んでいても違う地区ですと、なかなかお知り合いになる機会がないですね。子どもたちのおかげで、いろいろな人とつながることができてよかったです。
[新妻]私は、地区の祭りとか、いろいろな集まりに、なるだけ参加したいと思っています。そうすると顔つなぎにもなります。
この前は知らないお母さんから、ミシンの時に丁寧に教えてくださったんだってねぇと声をかけていただきました。うれしいですね。
知らない人でも町内で会ったら、こんにちはと挨拶するとか。私もできるように心掛けています。
[鈴木]すてき。
[金子]すてき。地域学校協働活動は、私たちだけではできないことですからね。この活動が根付くよう頑張った方々がいたから今日があるんですね。
[4人]前年度もたくさんのボランティアさんにご協力をいただきありがとうございました。
今年度も4人がお声がけさせていただきますので、その時は、よろしくお願いいたします!
※詳しくは広報紙P.2~7をご覧ください。
・松ヶ浜小児童に農家の仕事の楽しさを話す星武男(ほしたけお) さん(社会科)
・子どもたちから贈られた感謝の絵や手紙。3小学校では年に1回、ボランティアさんを招待して、感謝の会が開かれます。
・汐見小のミシン体験(家庭科)
・亦楽小ののこぎり体験(図工)
・汐見小の田植え体験(総合学習)
・松ヶ浜小での絵本の読み聞かせ
・亦楽小の昔遊び(生活)