くらし 【出番です】魅力は語り尽くせません

~会員大募集中!~

七ヶ浜を愛する倶楽部会長、町観光協会元理事
菜菜café*キリカブ オーナー 小玉 源一(こだま げんいち)さん(吉)

観光ガイドを始めて18年になります。町の歴史に興味を持つきっかけは七ヶ浜中の時でした。私が、社会科の丹治英一(たんじえいいち)先生の一番弟子と自負し、先生と一緒に貝塚遺跡を掘ったり、拓本をとったりしていました。あの頃は今と違い、発掘に対しての規制などが緩い時代でしたからね。

七ヶ浜を愛する倶楽部を立ち上げたのは、5年前の2020年(令和2年)でした。当時、2市3町の中で七ヶ浜町にだけガイド組織がなかったため、役場からの勧めもあったんです。
でも、その直後からコロナ禍が始まりましたので、1年間、メンバー同士で座学や現場での勉強会に励み、ようやく2022年から観光客にガイドができるようになりました。
現在、メンバーは6名、働いている方もいますので、常に活動しているのは3名です。

七ヶ浜を愛する倶楽部を立ち上げるきっかけは、私が県北に行ったときです。「七ヶ浜から来た」と話してもだれも七ヶ浜のことを知らず、菖蒲田海水浴場のある町だと話して、ようやくわかってくれた時でした。
七ヶ浜から車で1時間以内の地域に住んでいる約150万人の1パーセントでもいいから七ヶ浜を知って来て見てほしい!という思いがありました。

私たちの活動は、3月後半から11月前半まで、多聞山で毎月2回、第2、第4土曜日の午後1時から4時ころまで行っています。この他に、年2回、町内を巡るツアーを企画しています。

多聞山は、松島四大観として有名ですので多くの方が訪れます。私たちの活動時間帯だけでも年間400名、多い時には1日の午後だけで40名以上です。「ガイドがいない時はただ風景を見るだけですが、いるといないとでは大違い。最高です!」と、ほめられた時には3人で、ヤッター!と思わずガッツポーズしました。

七ヶ浜は、昔から気候が温暖で住みやすく、海の幸も豊富でしたので、8,000年程前から人が住んでいました。七ヶ浜の海は昆布が育つ南限といわれ、その昆布が睦奥国府多賀城を通じて都に献上されたと考えています。国府厨印(こくふくりやのいん)も作られました。
また、東北、北海道で一番小さな町なのに、“3”の付くものがいくつもあるんです。
まず、日本三景ですね。日本三大外国人避暑地、海の高山は、今でも開設当時の雰囲気を残す唯一の避暑地です。ここは風光明媚で外国人が避暑地を作るくらい愛された土地でもあるんです。
そして、日本で3番目にオープンした菖蒲田海水浴場、中世には吉田城、花淵城、大木の留守家の家臣の佐藤家の城と3つの城もありました。

七ヶ浜の魅力は語り尽くせません。これからも七ヶ浜の素晴らしさを町民を含め、七ヶ浜周辺に住む人たちにも、後世にも伝え続けていきたいと思っています。
只今、会員大募集中です!興味をお持ちの方、まずは私たちの活動を見に来ていただければと思います。大歓迎します!

※七ヶ浜を愛する倶楽部に関するお問い合わせは、小玉源一さんまで
【電話】090-2843-1624
(午後5時以降)