くらし 長年の功績に深く敬意を表します 令和7年度大館市功労者

大館市功労者表彰は、市勢の発展、社会福祉の増進、産業の振興、教育文化の向上など、広く市民の模範となる功労があった個人や団体に対して行っています。
市の記念日である4月1日に表彰式が行われ、今年度は次の方々が表彰されました。

■虻川 東雄(さきお)氏(御成町四丁目・86歳)
平成16年から平成22年までの6年間、大館商工会議所会頭として地域経済の指導的な役割を担い、御成町南地区区画整理事業の事業化や日本海沿岸自動車道の延伸に大きく貢献しました。
平成8年には秋田県北部テクノプラザ並びに大館工業振興会を創設し、両団体の初代会長として10年間にわたり、地域の産業振興に努めました。
また、秋田県機械金属工業会副会長や秋田県法人会連合会副会長などの要職を歴任し、県内企業の健全な発展に寄与しました。

■栗盛 俊二(しゅんじ)氏(中町・76歳)
先代である父に影響され、18歳で本格的に曲げわっぱ職人の道に飛び込んで以来、50年余りにわたり、時代やニーズに合わせて、市の特産品である曲げわっぱづくりに取り組まれました。
また、大館曲げわっぱ協同組合の理事や、大館市物産協会の会長を務めるなど地域の産業振興に努めました。
平成10年には当時の皇太子殿下に曲げわっぱの製造工程を説明したほか、イタリア・ミラノでは、製作の実演を行うなど、国内外への魅力発信にも貢献しました。

■根田 穗美子(こんだほみこ)氏(清水南町・73歳)
平成20年12月から令和6年12月までの16年間にわたり教育委員を務め、「ふるさとに学び未来を創造できる「人財」の育成」に貢献しました。
この間、大館簡易裁判所民事調停委員や秋田県立近代美術館協議会会長、秋田公立美術大学あきびネット理事などを歴任し、幅広い知識と経験をもとに地域社会の福祉の発展に寄与しました。
また、洋画家として平成11年4月から絵画教室を主宰し、市民や児童生徒の豊かな心と感性を育み、多様な人材の育成に貢献しました。

■齋藤 勉(つとむ)氏(田町・74歳)
53年余りの長きにわたり献身的に消防団活動に従事しました。その間、大館・比内・田代3団統合の実現に当たっては、副団長として多大なる貢献をしました。
平成29年4月からは団長を務め、防災リーダー養成制度を導入し、自主防災組織や自治会との連携を図り、地域防災力の強化につなげる仕組み作りに努めました。
さらには、人口減少などにより団員の減少が進むなか、適正な人員配置などを軸とした消防団の再編に尽力しました。

■佐藤 鐡男(てつお)氏(竹原・76歳)
昭和56年から、旧比内町交通指導員として地域の交通安全活動に従事し、通学・通勤路での街頭指導や児童・高齢者に対する交通安全指導をはじめとして、住民に交通事故防止を呼びかけるなど、43年間の長きにわたり、本市の交通安全に貢献、尽力しました。
交通指導隊としては、旧比内町・旧田代町が合併し、大館市交通指導隊となった平成18年から班長、平成22年から副隊長、平成28年から隊長を歴任し、市内の交通事故防止および交通安全思想の普及・高揚に大きく貢献しました。