くらし 令和5年度 決算報告(1)

■一般会計歳入

令和5年度の一般会計の歳入は210億9,700万円で、前年度と比較し、4億2,957万円、2・1%の増となりました。内訳は、市税や繰入金など市で賄う自主財源が31・2%、国や県の支出金などの依存財源が68・8%となり、自主財源が前年度より2・7ポイント増加しています。
自主財源は、財政調整基金やふるさと鹿角応援基金など繰入金が3億8,366万円増加したほか、令和4年8月に発生した大雨に係る農業用施設等災害復旧費を令和5年度へ繰り越したことなどから繰越金が3億8,341万円増加し、6億7,927万円の増となりました。また、依存財源は、国庫支出金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの減により、2億4,970万円減少しています。

■一般会計歳出
市が支出した一般会計の総額は202億7,739万円で、前年度と比較し2・3%の増となりました。歳入からの差引額は8億1,961万円で、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は5億4,187万円の黒字となりました。性質別では、扶助費の割合が19・4%、次いで補助費等が16・8%、物件費が14・9%、投資的経費が11・8%となっています。また、目的別に見ると、民生費が全体の30・1%を占め、次いで総務費が16・3%、教育費が11・5%となっています。

▽性質別

▽目的別
民生費:60億9,631万円(30.1%)
総務費:33億928万円(16.3%)
土木費:19億9,201万円(9.8%)
教育費:23億4,184万円(11.5%)
商工費:9億5,903万円(4.7%)
公債費:20億1,052万円(9.9%)
衛生費:11億9,255万円(5.9%)
農林水産業費:8億7,726万円(4.3%)
消防費:8億4,450万円(4.2%)
災害復旧費:4億6,755万円(2.3%)
その他:1億8,654万円(1.0%)

■一般会計歳入決算額の推移

■市民一人当たりの額
市民一人当たりで見ると、使われたお金は73万9,592円となり、前年度より3万5,017円増加しています。一方、納税額は24円減の11万5,251円となりました。