くらし 鹿角市議会 2月定例会 行政報告(2)

■葛飾区との包括協定による本市産材活用
本市と包括協定を締結している東京都葛飾区の、葛飾区立水元(みずもと)小学校の玄関ホールの天井装飾に、本市産の木材が使用されることとなりました。そのため、本市産のスギ材12立方メートルが出荷され、昨年12月には、水みずもと元小学校の全児童が板材に塗装を行うワークショップが開催されるなど、木材の活用と森林環境保全の啓発が図られました。葛飾区では、今後も小・中学校の建て替えが予定されていることから、本市産材がより多く活用されるよう、連携を深めていきます。

■令和6年の観光客数と宿泊客数
観光客数は約163万人で、前年比約5%の減、宿泊客数は約20万人で、前年並みでした。また、季節ごとの宿泊客数は、紅葉シーズンとなる9月以降は12月まで前年を上回りましたが、それ以外は前年を下回る月が多い状況でした。

■インバウンドの入り込み状況
道の駅かづので実施している「みそ付けたんぽ体験」の人気が高く、12月末までに約1万7千人が体験し、前年比約152%と大幅に増加しました。

■温暖化防止のための意識醸成
令和5年3月に策定した鹿角市地球温暖化対策実行計画の改訂作業を行いました。今回の改訂では、直近の数値を用いて2030年度のCO2排出量の推計値とCO2の森林吸収量を再算定し、削減目標とするCO2排出量を、現計画の7・3万トンから1・14万トン低い6・16万トンに設定しました。

■スポーツによる交流人口の拡大
2月13日から16日まで、花輪スキー場を会場に「第79回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会」が開催され、盛会裏のうちに終了しました。
さらに、今年度、青森県大鰐町を主会場に開催される「第80回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会」のうち、スペシャルジャンプ競技とコンバインド競技が本市で分離開催されることと、令和8年度に、「第76回全国高等学校スキー大会」が花輪スキー場で開催されることが決定しました。
引き続き関係機関の協力を得ながら、開催に向けて準備を進めていきます。

問合せ:総務課行政班
【電話】30-0203