- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県鹿角市
- 広報紙名 : 広報かづの 令和7年9月号
市民アンケートは、市が導入している行政評価制度の外部評価として、施策の効果とニーズを調査・把握するほか、市民の意識や意見などを集約し、今後の施策の推進に活用することを目的としています。
今年度は満18歳から74歳までの市民900人に配付し、インターネット回答を含む437人(回収率48・6%)から回答をいただきました。ご協力いただき、ありがとうございました。
※各項目の割合は、「満足」「どちらかと言うと満足」「はい(肯定)」と答えた割合です。
■週1回以上の頻度で運動する割合 55・9%
前年度を6・6ポイント下回り、特に生活習慣病リスクへの早期対策が求められる、働き盛り世代(30~50代)での割合の低下が顕著でした。今後は、より柔軟で、参加しやすい運動機会を提供していきます。
■昨年度に空港を利用した割合 11・7%
空港利用者は少ないですが、そのうち76・5%が大館能代空港を利用しています。
大館能代空港の利用促進のために運賃の一部を助成していますが、この制度を6割以上の人が「知らなかった」と回答しています。
■「鹿角市2030ゼロ・カーボンシティ宣言」の認知度 47・1%
前年度を8・7ポイント上回り、これまでで最も高い結果となりました。
男女別、年代別、地区別でも上回りましたが、女性や若年層の認知度は依然として低いため、各種補助制度の活用促進や、意識醸成につながる情報発信を強化していきます。
■月に1回以上公共交通機関を利用している割合 4・1%
市民の大半が公共交通機関を利用していないことがうかがえます。
最も割合が高かったのは、「買い物」23・3%で、次いで「通院」、「通学・通勤」でした。
■公共交通機関での移動に不便を感じている人の割合 22・4%
令和3年度から2・2ポイント上昇し、不便を感じる割合が増えています。地域主体で運行する地域乗合交通などを取り入れ、需要に応じた路線の見直しと効率化を進めることで、公共交通の維持につなげていきます。
■11年間にコモッセを利用した割合 66・6%
前年度を6・4ポイント上回りましたが、利用しない理由として「行く機会がない」といった声が挙げられています。利便性の向上や、幅広い世代への情報発信を強化することで、多くの市民に利用される施設を目指していきます。
■11年間に芸術鑑賞に親しんだ割合 40・7%
前年度を3・0ポイント下回りました。このうち、文化の杜交流館コモッセで鑑賞した人は66・3%で、昨年度より7・3ポイント減少しています。