くらし 7月は “社会を明るくする運動”強調月間・再犯防止啓発月間です

社会を明るくする運動は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更正について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、新たな被害者も加害者も生まない安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動です。第75回となる今年度は「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のちから」が行動目標です。

◆“社会を明るくする運動”が目指す未来とは
犯罪や非行をする人を減らすためには、何が必要でしょうか。仕事、住居、福祉などの地域に根差した支援が必要であるとともに、過ちを犯してしまい立ち直ろうとする人を受け入れ、寄り添い、見守り、支える地域社会であることがとても大切です。犯罪のない、誰もが安心して暮らすことのできる明るい社会を実現するため、地域に暮らす人たちの温かいまなざしを育み、立ち直りを支援する輪を広げていくことが、“社会を明るくする運動”が目指す未来です。

◆“保護司“を知っていますか?
保護司とは、犯罪・非行をした人が再び罪を犯すことがないよう、その立ち直りを地域で支えるボランティアです。保護司は、保護司法に基づいて法務大臣より委嘱を受けた非常勤の国家公務員であり、ボランティアで活動を行っています。
地域の事情に詳しい方が法務大臣から委嘱を受け、保護観察官(更生保護に関する専門的な知識に基づいて保護観察などに当たる国家公務員)などと協力し、更生保護・犯罪防止活動を行っています。
安全で安心な地域社会を保つために、地域社会の一員として、誰かが担わなければならない役割を果たしている方々であり、全国で約4万7,000人、井川町では現在3人がその役を担っています。

■保護司には以下の役割があります
◆処遇活動
◇保護観察
犯罪・非行を犯した人たちをケアし、立ち直りをサポートしています。少年院や刑務所から仮退院・仮釈放された人、あるいは執行猶予などで保護観察処分を受けた人が対象で、月2回ほどのペースで面接を重ね、どのような暮らしをしているかなど話を聞きながら、時には助言もしつつ、立ち直りを支えます。

◇生活環境調整
出所したときに生活する場 =身元引受人の状況を確認し、更生と社会復帰にふさわしい生活環境であるかを判断します。出所後にどのような生活を送ることになるのかを見極める大切な役割です。

◆地域活動(保護司会活動)
犯罪予防活動犯罪や非行のない地域社会を築くため、毎年7月を強調月間として“社会を明るくする運動”を行っています。地域の特性に応じ、挨拶運動や啓蒙活動などを更生保護女性会等の方々と連携し、再犯を防止することの大切さや更生保護の活動を推進していく全国的な運動です。

保護司の活動に興味・関心のある方は、町民生活課(【電話】874-4415)または井川町保護司会(有線3467)までお問い合わせください。