くらし 【特集】令和7年度 市政(1)

■令和7年度の市政
令和7年度の本市の施政方針と当初予算がまとまりました。一般会計の予算総額は、前年比2.2%増の199億3500万円となり、過去最高額となっています。
人口減少が全国的な課題となっている中、市民が将来に希望をもって安心して暮らしていけるまちづくりを目指し、「子育て支援の充実」や「安全で安心なまちづくり」「DXの推進」など、6つのポイントを軸に、今年度の市政運営に取り組んでいきます。
今号では、令和7年度の主要事業・施政方針・当初予算・重点事業・組織体制についてお知らせします。

■主要事業
令和7年度の主要事業をご紹介します。

▽総務費 978万円
・窓口DX※推進事業
「書かない窓口」を導入することで手続きのデジタル化を進め、窓口での、市民の利便性の向上を図ります。

▽総務費 200万円
・市民募集型ガバメント クラウドファンディング補助金事業
ふるさと納税とクラウドファンディングを活用し、市民・団体が行う事業に対して補助金を交付し、地域課題の解決を目指します。

▽民生費 2億3009万円
・新中部保育所(仮称)建設事業
地域における中心的な役割を担う保育所として、令和8年度の開所を目指して整備します。

▽民生費 5018万円
・保育料負担軽減事業
国の無償化の対象とならない0歳から2歳児までの保育料や多子世帯の保育料を軽減します。

▽衛生費 583万円
・ゼロカーボンシティ推進事業
地球温暖化対策実行計画を策定します。また、家庭用の太陽光発電設備の購入費や企業の省エネ診断費などを補助します。

▽衛生費 851万円
・地域医療確保対策事業
市民が安心して医療を受けることができる体制の確保を目指し、市民ニーズ調査を行います。

▽農林水産業費 500万円
・スマート農業推進事業
東北農林専門職大学や民間企業と連携し、ICTを活用したスマート農業の実装に向けた調査・計画策定を行います。

▽商工費・土木費 3億9257万円
・道の駅整備事業
道の駅「新庄エコロジーガーデン原蚕(げんさん)の杜(もり)」の令和7年度中のオープンに向けて整備を進めます。また、最上8市町村で連携して、インターチェンジ付近の「道の駅」整備の課題を整理し、検討を進めます。

▽商工費 4400万円
・新庄まつり振興事業
新庄まつりを後世に伝え、新たな歴史を刻んでいくため「270年祭記念事業」を実施します。

▽商工費 450万円
・産業振興ビジョン策定事業
持続可能な産業施策の方向性を示すため「産業振興ビジョン」を策定します。

▽土木費 2532万円
・空き家対策事業
空き家の実態調査を行い、利活用や除却支援、予防対策などの総合的な空き家対策を集中的に推進します。

▽消防費 3193万円
・防災体制強化事業
ハザードマップの更新、防災備蓄品の充実や排水ポンプの増設により、地域防災力を強化します。

▽教育費 3000万円
・新庄開府400年記念事業
歴史や文化を振り返り、郷土への愛着と誇りを高めることを目的に「新庄開府400年記念事業」を実施します。

▽教育費 4270万円
・学校給食費負担軽減事業
第1子の学校給食費の補助額を拡充するとともに、第2子・第3子以降の児童などへの補助を継続します。

▽教育費 2億6767万円
・学校ICT教育振興事業
市立学校の大型モニターの導入拡大やタブレット端末の更新、学習支援ソフトの導入を行います。

※DX(デジタルトランスフォーメーション):デジタル技術を活用して業務プロセスなどを根本から革新すること