- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県新庄市
- 広報紙名 : 広報しんじょう 令和7年4月号
■令和7年度 施政方針 ~輝く未来へ 挑戦するまちづくり~
▽令和7年度 新庄市の市政運営 6つのポイント
1.子ども・子育て支援の充実
令和6年の本市の出生数は150人を下回り、想定を大幅に上回るペースで少子化が進行しています。このような状況に対し、若者や子育て世代が希望をもって暮らし、活躍できるよう支援の充実を図り、未来を担う子どもたちへ向けた投資を行うことが、最も重要な取り組みであると考えています。このたび策定した「新庄市こどもスマイルプラン」に基づき、各種こども施策を総合的に推進してまいります。
2.医療・福祉の推進
市民の日常的な診療や疾病の予防のためには「かかりつけ医」の普及と定着が非常に重要です。必要とされる診療科目や、医療·福祉分野における市民サービスの需要をニーズ調査しながら、市民が安心して医療を受けることができる地域医療体制の確保を目指してまいります。
また、健康寿命の延伸に向けた取り組みとして、新たに骨粗しょう症検診費用を助成するほか、40歳および50歳の節目の特定健診費用を無償化し、健診を受けやすい環境づくりに努めてまいります。
3.安全で安心なまちづくり
市民が将来にわたって安心して住み続けることができるよう、持続可能で魅力あるまちづくりを目指して「立地適正化計画」を策定しました。今後はこの計画に沿って、医療や福祉、商業などの生活利便施設や住宅の誘導、公共交通の再構築など、コンパクトで住みやすいまちづくりを進めてまいります。
また、年々増加する空き家について、利活用や除却支援などの対策を推進し、住みよいまちの再生と活性化を進めます。さらに災害対策として、ハザードマップの見直しや防災備蓄物資の配備などを実施してまいります。
4.デジタル技術の活用によるDXの推進
市民サービスの向上や行政事務の効率化、そして地域活性化のために、DXを推進してまいります。マイナンバーカードを活用した「書かない窓口」や各種証明書のコンビニ交付手数料の減額キャンペーンなどにより、市民サービスの向上に努めてまいります。
また、農業分野においては、デジタル技術を活用したスマート農業の推進に取り組むほか、教育分野においても、市内の小中義務教育学校に大型モニターや学習支援ソフトを導入するなど、子どもたちが学びやすい環境の充実に努めてまいります。
5.ゼロカーボンシティ・環境保全の推進
猛暑や集中豪雨などの異常気象や自然災害は、地球温暖化が大きな原因であるとされています。本市では昨年12月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、2050年までに二酸化炭素排出量「実質ゼロ」を目指すこととしました。市民·事業者·市が協力して、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。
6.未来につながるひとづくり・産業振興・観光交流
道の駅「新庄エコロジーガーデン原蚕の杜」は、令和7年秋のオープンを目指しています。道の駅開業後は、民間の柔軟な発想力と創意工夫を最大限に活かす、官民連携の運営を目指してまいります。
また、今年は新庄開府400年の年です。記念事業には、市民の皆さまと㆒体となって取り組み、市内外からも多くの方々に参加いただけるように、また、新庄まつり270年祭との相乗効果が生み出せるように、効果的な周知広報と誘客拡大に努めてまいります。
本市を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、さまざまな分野において、解決していかなければならない課題が山積しています。人口減少がさらに進行していく中にあっても、安定的かつ持続可能な行財政運営に努めながら、市民の皆さまとともに「輝く未来へ挑戦するまちづくり」に向けて、まい進してまいります。市民の皆さまには、なお㆒層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和7年度の施政方針の紹介といたします。
新庄市長 山科朝則
※令和7年度の施政方針全文は、市ホームページからお読みいただけます。
詳しくは総合政策課企画政策・デジタル推進係へ。
【電話】22-2115