くらし 40歳以上の女性の方へ 乳がん検診 受けていますか?

乳がんは女性に一番多いがんで、日本人女性の約9人に1人が生涯で乳がんにかかるとされており、発症率や死亡率は40~50歳にピークを迎えます。本市の令和6年度の乳がん検診受診率は32.6%と、全国平均に比べまだまだ低いのが現状です。早期発見ができるように、定期的に乳がん検診を受けましょう。

《3つの提言》
○乳がんマンモグラフィ検診が重要!
自覚症状がある場合は、すでに病気が進行していることが多いです。早期発見・治療するためには定期的に検診を受けることが大切です。

○精密検査を受けてください!
検診後、精密検査を勧める連絡票が届いたら、乳腺外来を受診してください。受診しなければ検診の意味がありません。専門医の診察を受けることで、病気の早期発見につながるなど、検診結果を有効に活用できます。

○違和感があったら、すぐに乳腺外来へ!
普段から自分の乳房の状態を把握しておくと、変化に気付くことができます。乳房のしこりや乳頭の血性分泌など、自覚症状や乳房の変化があったら、速やかに乳腺外来を受診してください。

石山智敏(ともはる)先生
県立新庄病院 副院長
外科・乳腺外科(乳腺専門医)

県立新庄病院は、最上地域で唯一、乳腺外来診察を行っています。がん治療が必要な場合は、がん相談支援センターのスタッフと共に、治療と生活の両立ができるように相談や支援を行っています。

《ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)のすすめ》
○4つのポイントを意識しましょう!
乳がんの早期発見・治療には、日頃から自分の乳房の状態をチェックし、変化に気づくことが大切です。生活の中で、下記の4つのポイントを意識しましょう。

○4つのポイント
(1)入浴やシャワー、着替えの時に自分の乳房を見たり、触ったりして確認する
(2)乳房のしこりや皮膚のくぼみ・引きつれ、乳頭からの分泌物、びらんなどの変化に気を付ける
(3)変化に気が付いたら、すぐ医師に相談する
(4)40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受ける

○乳がん検診には助成があります!
対象:40歳以上の偶数年齢の女性の方(奇数年齢でも、前年度未受診の方には助成があります)
検診料金:1600円

◎詳しくは、健康課健康推進係へ。
【電話】29‒5791