- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひまち 令和7年9月号
令和6年11月25日からボツワナ共和国に海外協力隊※として派遣されている菅井嘉代さん(元朝日中学校特別支援学級教職員/小原区)が、現地での生活などについて語ります。
※独立行政法人 国際協力機構「JICA」による取り組み。
■第3回 ボツワナの魅力は自然だゾウー
ドュメラン!(現地語でこんにちは)
ボツワナは今、乾季で3カ月以上も全く雨が降っていません。今回はアフリカの大自然を紹介します。ボツワナは世界一ゾウの数が多い国です。
先日、首都から飛行機で北東に1時間半ほどのカサネ村に行きましたが、到着後、すぐに野生のアフリカゾウの家族に遭遇。その後も、キリン、シマウマ、クドゥ(ウシ科の草食動物)、バッファロー、ワニ、カバなどたくさんの動物を見ることができました。
また、ボツワナの北西部には世界遺産のオカバンゴ湿原があります。乾季になると、800キロ先から半年かけて流れてきた川の水が砂漠を潤し、世界最大級の湿原を作ります。カラハリの宝石といわれる雄大で感動的な風景が広がります。ボツワナには他にも世界で5番目と6番目に大きな塩湖があり、そこでは満天の星のもとでキャンプを楽しむことができます。私は塩湖付近で、ミーアキャットに出会うことができました。
ボツワナは観光地としてはまだまだマイナーですが、豊かな大自然がまるごと残っています。ぜひ、訪れてみてはいかがですか。