くらし 大蔵村令和7年度当初予算

■一般会計当初予算額…47億8,900万円(前年度比5億5,100万円の増)

▽一般会計の概要
予算総額は47億8900万円で、前年度当初予算に比べ5億5100万円、率にして13・0%の増となっています。
歳入は、地方交付税や村債、国、県支出金等の依存財源の割合が非常に大きく、国の地方財政対策の動向次第で村の財政運営が大きく左右されてしまう状況となっています。そのため、課税客体の極めて少ない本村では、村税などの自主財源確保に努めています。
歳出は、総務費が全体の25・2%を占め、続いて教育費が15・5%、民生費が13・5%、土木費が13・2%、公債費が10・6%となっています。
歳出の主な事業として、総務費については、昨年に引き続き升玉水力発電事業による地域還元のための商品券交付事業、今年度より本格的に建設事業が始まる役場庁舎建設事業、教育費の中央公民館建設工事を予定しています。災害復旧費については、令和6年7に発生した豪雨災害による被災箇所の復旧事業を予定しています。

▽特別会計の概要
特別会計・企業会計は、特定の事業を行う場合、その特定の歳入をもって特定の歳出に充てるために設置される会計で、村には4つの特別会計、2つの企業会計があります。
令和6年度に法適用となり、簡易水道事業、下水道事業が特別会計から企業階下栄に移行しました。企業会計への移行により、経営状況の明確化や財政状況の正確性向上といった様々な利点があります。
特別会計の予算の合計は11億1950万円、前年度比1960万円(1・8%)の増となりました。
企業会計の予算の合計は6億321万円、1億756万円(21・7%)の増となりました。今後とも「最小の経費で最大の効果を挙げる」という地方自治の本旨にのっとり健全な行政運営に努めていきます。

■PROJECT
▽升玉水力発電地域還元商品券交付事業
升玉水力発電所の固定資産税が村に入るため、地域還元を目的とした商品券の交付を行います。(予算額1,015万円)

▽新庁舎建設事業
障木の伐採や上下水道工事など、新庁建設工事が本格的に始まります。(予算額3億1,102万円)

■一般会計の当初予算額の推移

■令和7年度公営企業会計予算額

昨年度より「簡易水道事業会計」と「下水道事業会計」が特別会計から別個の公営企業会計となりました。

■令和6年度特別会計予算額

■財政用語を解説!
一般会計:道路建設、子育て支援、各種補助金など村の事業を管理する会計
特別会計:特定の目的(国保など)一般会計と分けて管理する会計
自主財源:寄附金(ふるさと納税等)や村税など、村が自主的に得る財源
依存財源:国や県の規準に基づき、交付されたり割り当てられたりして得る財源