くらし 令和6年度決算報告(1)

令和6年度決算が村議会9月定例会で承認されました。一般会計の形式収支は1億4,152万2千円となり、令和7年度に繰り越すべき財源9,686万5千円を差し引きした実質収支は4,465万7千円の黒字となりました。

■一般会計歳入 歳入総額47億7,722万9千円
令和6年度の歳入総額は、前年度に比べ6億8,761万7千円の増
歳入の約半分を占める地方交付税のうち、特別交付税については令和6年7月の豪雨災害や冬期間の大雪の影響により5,305万1千円の増となったため、対前年比5,725万円の増となりました。また、寄付金のうちふるさと納税にについては、対前年比1億492万8千円の増となり、2億1,773万7千円の歳入となりました。加えて、新庁舎建設事業や豪雨災害等に係る財源として、基金からの繰入金が対前年比5億3,125万8千円の大幅増となりました。

■一般会計歳出 歳出総額46億3,570万7千円
令和6年度の歳出総額は、前年度に比べ6億3,118万5千円の増
総務費は、新庁舎建設事業に係る基本・実施設計業務委託や用地造成工事の実施により3億5,209万2千円の増となりました。土木費は、冬期間の大雪の影響による除排雪経費の増加や村道熊高桂線道路改良事業、白須賀急傾斜地崩壊対策事業の実施により9,934万2千円の増となりました。災害復旧費は、令和6年7月の豪雨災害に係る公共土木施設や農業用施設、農地の復旧事業の実施により1億8,634万9千円の増となりました。

■語句の説明
*一般会計…村の運営の基本的な経費を計上する会計
*特別会計…特定の事業を行う場合に一般会計と区別して経理する会計
*村税…村民税・固定資産税・軽自動車税・村たばこ税・入湯税
*地方交付税…地方公共団体が等しくサービスを提供することができるよう、一定の基準により国から配分されたお金
*地方債…村が行う公共事業などの財源として、国などから借りたお金
*国庫支出金…村が実施する特定の事業に対し、国から交付されたお金
*義務的経費…毎年必ず負担しなければならない経費で職員の人件費や福祉、医療にかかるもの、地方債の返済など
*投資的経費…道路整備や備品の購入、災害復旧等のハード整備に要した経費
*積立金…村の貯金である基金への積み立て
*繰出金…特別会計の事務事業を補助するため一般会計から特別会計に支出されたお金

■歳出の経費区分
義務的経費は、前年度同水準の推移となりました。投資的経費では、災害復旧事業が令和6年7月豪雨災害に係る事業実施による653.9%の大幅増となりました。その他の経費では、積立金がふるさと納税による基金への積立の増加により68.9%の増となりました。また、冬期間の大雪により維持補修費が78.3%の増となりました。

(単位/千円,%)

■地方債現在高の推移
各年度の地方債の推移です。令和6年度は元金償還額が発行額を上回っており、年度末現在高が減となりました。
今後も公債費管理の適正化を図り、持続可能な財政運営を行っていきます。

(単位/千円)