しごと 庄内町のちょっと気になるひと

■「農業を次世代につなげたい」西田和弘(にしだかずひろ)さん(中村)
千葉県松戸市から中村集落へと移住された西田和弘さん。元々移住と農業に憧れていたそうで、奥様と娘さんを松戸市に残し、昨年10月に単身でやって来ました。(今後奥様も移住されるかも?)
紆余曲折ありながら念願の移住を果たした西田さんは、来シーズンから本格的に農業に取り組むとのこと。
今回は、そんな気になる西田さんを紹介します。

―移住のきっかけを教えてください
「以前は無添加の食品を販売する会社に勤めており、業務の一環で、産地で生産体験などを行うツアーを組んでいました。20年前、ツアーで初めて庄内に訪れた時、トンボが飛び立つ秋の光景に衝撃を受けました。それ以来、庄内への移住が気になっていました」

―なぜ中村集落へ移住したのですか?
「後継者に悩んでいる農家の方を探していたところ、中島集落の田んぼで生産している方や、木ノ沢集落の農家さんからも声がかかり、本格的に農業を始めることになりました。立谷沢地区に賃貸物件はなく、中村集落の空き家に住むことになりました」

―立谷沢の第一印象はどうでしたか?
「稲刈りの時期に初めて訪れたのですが、山に囲まれた地域のため、早く夕日が沈む様子や、原風景が残っていてとても素敵な場所だと思いました」

―今後庄内町でどんなことをしていきたいですか?
「米の生産と加工品づくりをしていきたいです。将来的には有機栽培に力を入れたり、農業を次世代につなげる活動を行っていきたいです」