くらし 水質調査結果のお知らせ

次世代の子どもたちにきれいな川を残そう

■きれいな川を取り戻すために
市では市内を流れる河川の水質を把握するため、毎月、主要な河川で調査を行っています。今までに行った湯川水系の水質調査結果と下水道普及率をお知らせします。
湯川は市街地を東から西に横断するように流れており、湯川の南側にあるほとんどの河川が合流しているため、湯川の水質は多くの河川の影響を受けています。平成10年以前の湯川下流部(阿賀川合流前地点)では、水質の指標となるBOD(※1)が75%水質値(※2)で10mg/ℓを超え、環境基準の3mg/ℓを達成できませんでした。しかし、近年は水質が改善され、ほとんどの調査地点で環境基準を達成しています。

※1_水中の有機物(汚れ)を微生物が分解するために必要な酸素の量を表したもので、数値が大きいほど水質が悪いことを示す
※2_1年間計測したデータを低い順に並べて、低い方から0.75×n番目(nはデータ数)の値。環境基準への適合評価に使う

▽下水道の普及で水質改善
水質が改善した大きな要因としては、下水道の普及が考えられます。下水道の普及により家庭から出る排水がきれいになってきたことが、湯川の水質改善に結び付いていると考えられます。
水質が良くなるにつれ、水辺の生き物が戻ってきています。近年は、水路に小魚やザリガニがすんでいることがあります。市内全域でこうした生き物が見られるきれいな川になるよう、引き続き皆さんのご協力をお願いします。

問合せ:環境共生課
【電話】23・4700