- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県郡山市
- 広報紙名 : 広報こおりやま 2025年5月号
■ひとまちストーリー
ご飯やスポーツを通じて、まちに笑顔を増やしたい NPO法人レインボー88
○令和5年度「まちづくりハーモニー賞」市民活動実践部門受賞
子ども食堂でおいしい食事を提供したり、運動の機会を増やすためサッカー教室を開催したりと、地域の交流を広げている同団体。代表の橋本綾華さんに活動への思いを伺いました。
○活動のきっかけは?
3年前、子ども食堂の番組を見た時、活動する団体が少ないことを知りました。近所でも親の帰りを待ち、家で一人で過ごすお子さんを多く見かけていたので、気軽に来れて、おいしいご飯で笑顔になれる場を作りたいと思い、子ども食堂の運営を始めました。
○どのような活動ですか?
月に一度、子ども食堂を開いています。子どもたちや、お子さん連れのご家族が気軽に立ち寄れる場所にしたいので、利用できる人を限定しないのが私たちの方針です。初めは少なかった利用者も、SNSなどを通じてたくさんの方に知ってもらえて、今ではお弁当があっという間に無くなるほどになりました。料理上手な団体のメンバーが、腕によりをかけて作った栄養満点で彩り抜群のお弁当を、みんな喜んで食べてくれています。
また、フードロスの削減のため、賞味期限が近い食品を企業から寄附していただき、無償でお子さんや保護者の方へ提供するフードパントリーも行っています。生産者さんの思いが詰まったものだからこそ、余すことなく大切に食べてほしいと思っています。
ほかにも、子どもたちを対象にサッカー教室も開いています。健やかな成長に運動は欠かせないので、教室を通じてより多くの子どもたちの成長をサポートしていきたいと思っています。
○やりがいは?
子どもたちが、「おいしい!」と笑顔でお弁当を食べる姿を見ると、ご褒美のように感じます。
ご家族からも「来月も楽しみです」「フードパントリーは本当に助かります」といった声をいただくと、やってきて本当に良かったと思いますね。
○今後は?
私たちの活動をきっかけに、子どもたちの笑顔の輪が広がってくれたらうれしいです。そのためにも、今の取り組みを大切に、今後も継続して活動していきたいです。
問合せ:同団体
【メール】[email protected]