- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県郡山市
- 広報紙名 : 広報こおりやま 2025年9月号
■ひとまちストーリー
まだ、知らないふくしまの魅力を伝えたい ふくしまフードフェス実行委員会
○令和6年度「まちづくりハーモニー賞」イベント部門受賞
農家・飲食店・酒蔵が集い特別メニューを提供する「ふくしまフードフェス」を企画・運営する同団体。実行委員長の高橋惇(あつし)さんと理事の安藤裕介さんに思いを伺いました。[関連本紙15ページ]
○活動のきっかけは?
東日本大震災の原発事故で、福島には風評被害などネガティブなイメージが広まっていました。地元の野菜や日本酒は、「安心・安全」なことはもちろん、「純粋においしい」から選んでほしい。そんな思いを持つ人たちが集まり、7年前にフードフェスを始めました。
○どのような活動ですか?
県内の農家や飲食店、酒蔵が集まって、自慢のおいしいものを提供するイベントを開いています。昨年は43の事業者が参加し、2日間で約9千人の方に足を運んでもらいました。毎年9月の開催に向けて、1月に出展者を募り、3月に農家・飲食店・酒蔵がチームを組み、各チームでオリジナルメニューを一から作成しています。1年間継続して連携を図り、そしてお互いを良く知るために、それぞれの仕事場で研修を行ったりしてチームの絆を深めていきます。試行錯誤して出来上がる料理はどれも本当においしくて、日本で一番おいしいフードフェスだと思っています。
さらに、昨年は日本酒造り体験ツアーを開催し、もうひとつの「おいしい」を感じる機会をつくることができました。
○やりがいは?
フードフェスでは、「お互いさまチケット」制度を導入し、善意で子どもたちにチケットをプレゼントすることができます。普段は目に見えないあたたかさが形になって、来場した皆さんに気軽に福島の魅力を味わってもらうことができ、満足そうな顔で「おいしい!」って言ってもらえるとやりがいを感じますね。
○今後は?
今年も、9月6日(土)・7日(日)の2日間、21世紀記念公園で開催します。チームや来場者との新たな出会いを大切にしながら、福島の大切なもの、福島の文化や風土を残していきたい。この活動を継続させ地域に根付くことで、全国のみならず、世界にも福島の魅力を発信し続けていきたいです。
問合せ:同実行委員会
【電話】080-3195-2940