- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県いわき市
- 広報紙名 : 広報いわき 令和7年7月号
本市が経験したさまざまな災害の教訓を踏まえ、災害時に発生する廃棄物の処理について、地域住民が主体となる「地域臨時集積所」という全国初の取り組みを開始しました。
これまで、災害廃棄物の仮置場設置に要するのはおよそ3日間でした。この日数を短縮することで、勝手仮置場やそれに伴う二次被害を防止し、いち早い復旧作業に取りかかるための取り組みです。
台風シーズンを迎えるにあたり、災害時の廃棄物の取り扱いについて、ご理解とご協力をお願いします。
(1)仮置場設置まで約3日間
(2)勝手仮置場の発生
・便乗ごみなどが発生
・公衆衛生の悪化
・火災の恐れ
(3)分別・撤去に時間がかかり復旧が遅れる
→全国初!地域臨時集積所スタート
■出し方
災害廃棄物を出せるのは、次の2つだけです
(1)仮置場
災害発生から3日以内を目標に市が開設
(2)地域臨時集積所
登録がある場合、最短で即日
1.地域の判断で開設
災害が起きたら、地域住民で話し合い、地域臨時集積所を開設するか判断
2.市民と市の協力体制で管理
開設した地域臨時集積所は、地域住民と市が協力しながら運営・管理
3.市が迅速かつ手厚く運営をサポート
事前登録制であり、災害時には市が迅速に運営をサポートするので安心
4.市が土地をきれいに回復
使用後は、市が責任を持って現状回復し、所有者に返却
■分け方
災害廃棄物は、6分別
・可燃
・不燃
・金属類
・廃家電
・畳・マットレス
・処理困難物(土砂等)
※日常で出た生活ごみは、通常どおり捨ててください
分別は、おおまかでOK
■台風への備えを
いわき市長
内田広之
これからの季節、台風への備えは十分でしょうか?災害時、市職員は昼夜を徹し、市民のため復旧対応に取り組みます。
しかし、どんなに頑張っても、一定の限界はあります。各家庭の備蓄、災害廃棄物処理、断水、高齢者や障がいのある方、病気の方への一人一人のケアなど、全市職員がいくら全力を振り絞っても、これら全てをカバーするのは難しいのです。
そこで、行政による「公助力」と、個々人による「自助力」それと、各地域による「共助力」これら3つが相まった「総合力」と、日頃からの備えにより、災害による被害を最小限にしたいものです。
■「地域臨時集積所」のご登録を
地域臨時集積所を利用するには、事前に市への登録が必要です。
ご自分の地域での登録をお考えの方は、地域内で話し合い、資源循環推進課までお問い合わせください。
なお、地域の単位は「自治会」や「隣組」など問いません。本格的な台風シーズンを迎える前に、ぜひご検討ください。
お問い合わせ先:資源循環推進課
【電話】22-7529