くらし 特集 合併20周年記念 これまでの軌跡と未来に向けて

平成17年11月7日、白河市・表郷村・大信村・東村が合併し、新たな「白河市」が誕生しました。今年はそれから20年を迎えます。そこで、今月と来月の2回にわたり、合併20周年記念を特集します。
今月は、これまでの本市の軌跡を振り返りながら、未来に向けた取り組みについて紹介します。

■これまでの軌跡
平成28年以降の軌跡を振り返ります。この間は、東日本大震災・原発事故からの復旧・復興を進めながら、活力あるまちづくりに取り組んできました。
文化交流館コミネスや市立図書館りぶらんなど新たな拠点を中心に、市民による芸術や学びの活動を推進するとともに、首都圏と隣接する地理的優位性や豊富な自然、伝統文化など地域資源に磨きをかけることにより、商工業や観光の振興に努めてきました。
令和元年には台風19号、翌年からは新型コロナと立て続けて「災害」に見舞われてきましたが、農地の復旧やワクチン接種など、対応に万全を期すよう努め、市民の皆さんとともに困難な状況を乗り越えてきました。

合併10周年の特集記事は、広報しらかわ平成27年11月号に掲載しています。
また、広報しらかわのバックナンバー(平成22年度以降)を市ホームページに掲載していますので、ご覧ください

▽2016(平成28年)
2月
・都市計画道路西郷搦目(にしごうからめ)線(登町工区)が開通(1)
3月
・コミュニティカフェEMANON(エマノン)オープン
・葉ノ木平震災復興記念公園が完成
4月
・白河っ子応援センター「ぽっかぽか」開設
・「白河市屋外広告物等に関する条例」施行
・大信子育て広場オープン
7月
・南湖湖畔北側に歴史的風致維持向上地区計画を導入
・大信地域市民交流センター「ひじりん館」オープン(2)
・中央中落成記念式典(3)
8月
・JR白河駅前自転車等駐車場公衆トイレ「WELCOME(ウエルカム)」リニューアルオープン
9月
・白河産米の消費拡大・魅力発信事業を開始
10月
・白川城跡が国史跡に指定
・「白河文化交流館コミネス」オープン(4)
11月
・「マイタウン白河」リニューアルオープン(5)
・個人住宅の除染完了

▽2017(平成29年)
2月
・第1回しらかわ検定開催(6)
4月
・市消費生活センター開所
・東地域お試し住宅オープン
8月
・ドリーム・ベースボール開催(7)

▽2018(平成30年)
3月
・市道金勝寺大谷地(きんしょうじおおやじ)線が開通
4月
・「白河市子どものいじめ防止条例」施行
・白河っ子すくすく赤ちゃんクーポン券支給事業を開始※
※現・白河っ子すくすく応援クーポン券支給事業
・二ノ丸茶屋リニューアルオープン
・旧脇本陣柳屋旅館蔵座敷の一般公開開始
7月
・白河戊辰150周年記念事業 甦(よみがえ)る「仁(じん)」のこころ合同慰霊祭(8)
11月
・市道関辺番沢(せきべばんざわ)線 谷中(やなか)橋が開通(9)

▽2019(平成31年/令和元年)
3月
・屋内遊び場「わんぱーく」オープン(10)
4月
・しらかわ病児保育室が運営開始(11)
・小峰城歴史館オープン(12)
・小峰城石垣の修復完了(13)
5月
・「令和」に改元
7月
・釜子小落成記念式典(14)
10月
・台風19号による災害発生(15)

▽2020(令和2年)
1月
・全小・中学校に図書館司書の配置完了
4月
・「白河市中小企業・小規模企業振興基本条例」施行
・新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言発令
5月
・「白河」ナンバー交付開始(16)
10月
・高齢者見守り生活支援事業を開始
・「白河市思いやり条例」施行

▽2021(令和3年)
2月
・ひがし保育園落成記念式典(17)
3月
・東京2020オリンピック聖火リレー開催(18)
・本庁舎耐震補強工事が完了
4月
・農産物ブランド「白河しろもの」事業を開始
・市循環バス「こみねっと」に新型車両導入(19)
・新型コロナワクチン接種開始(20)
6月
・白河市コミネス交響楽団発足(21)
・土のうステーション設置
7月
・福祉まるごと相談窓口開設
10月
・ゼロカーボンシティ宣言
・サテライトオフィスandコワーキングスペース「ラ・クリエーションプラス」オープン
・天王山(てんのうやま)遺跡が国史跡に指定
12月
・除染汚染土壌搬出・空間放射線量モニタリング終了

▽2022(令和4年)
3月
・信夫一小・信夫二小・大屋小が閉校(22)(23)(24)
・市道三輪台大倉矢見(みわだいおおくらやみ)線が開通(25)
4月
・「白河市南湖条例」施行
・市公式LINE(ライン)アカウント開設
・大信小が開校(26)
・小峰城帯曲輪(おびくるわ)の一般公開開始(27)
8月
・旧小峰城太鼓櫓(たいこやぐら)の一般公開開始

9月
・「白河市ケアラー支援の推進に関する条例」施行

▽2023(令和5年)
2月
・国道294号白河バイパスが開通(28)
3月
・「白河かるた」完成
4月
・お試し住宅「まちなかベース」オープン
・白河っ子小学校入学祝金支給事業を開始
・移動図書館「ゆるりぶ」運行開始(29)
・しらかわ観光ステーションオープン(30)
5月
・良縁めぐりあわせ応援窓口を設置
6月
・ひがし子育て広場オープン

▽2024(令和6年)
1月
・表郷地域お試し住宅オープン
3月
・五箇中が閉校(31)
4月
・こども家庭センター設置
5月
・白二中落成記念式典(32)
8月
・工業の森・新白河A-1工区造成完了(33)
・天王山遺跡出土品が国重要文化財に指定
・大信地域お試し住宅オープン
11月
・市道老久保(おいくぼ)2号線が開通

▽2025(令和7年)
3月
・都市計画道路白河駅白坂(しらかわえきしらさか)線(向新蔵工区)が開通
5月
・市道白坂駅十文字(しらさかえきじゅうもんじ)線が全線開通(34)
7月
・南湖公園に園路照明設置(35)
11月
・合併20周年

■未来に向けて
未来の白河をつくるための拠点として「生きがいづくり」「子育て支援」「健康増進」の機能を柱とした複合施設の整備を進めており、本庁舎南側に建設している立体駐車場が10月末に完成する予定です。11月上旬には、施設本体工事に着手する見込みで、令和9年4月の完成を目指しています。
また、小峰城ではその価値をさらに高めるため、城内最大規模を誇った清水門の復元整備を進めています。
さらに、市内初の公立認定こども園を整備するため、老朽化したおもてごう保育園を表郷幼稚園敷地内に移設する工事にも着手しています。
これらの事業のほかにも、豊かな歴史や文化、自然、産業などを生かし、市民の皆さんの誇りや郷土愛を高め、小さくても確かな幸せや真の豊かさを実感できるまちづくりを進めていきます。