文化 輝くすかがわ人(びと)File.73

活躍している「すかがわ人」を紹介するコーナー

落語家の玉屋柳勢さんを紹介します。柳亭市馬(りゅうていいちば)師匠に入門し、令和2年に真打ちに昇進。令和6年9月に本市へ移住し、東京での寄席だけでなく、県内外で落語会などの活動をしています。
tetteで気軽に落語を観賞できる「ヒルラクゴ」も行っています。

『寄席芸人として磨き上げた古典落語』

落語家 真打ち
玉屋柳勢(たまやりゅうせい)さん

Q1.落語家の魅力は?
福島県出身の噺家(はなしか)には、売れっ子の三遊亭兼好(さんゆうていけんこう)さんをはじめ、私の所属する落語協会に、二ツ目の林家彦三(はやしやひこざ)さんと柳家小ふね(やなぎやこふね)さん、落語芸術協会に、須賀川市出身の桂幸丸(かつらゆきまる)師匠と桂翔丸(しょうまる)さんがいます。ぜひ、それぞれの色や、違いを楽しんでみてください。

Q2.どのように仕事に向き合っていますか?
よく、噺家にとって「お稽古(けいこ)が仕事、高座(こうざ)は集金」と言われます。それほど、日々の稽古が何よりも大事です。基礎練習は当然ですが、様々な芸を観るのも大事な仕事です。日々の全てが芸につながっています。

Q3.今後の目標は?
噺家は、前座修業を終え、二ツ目を経て真打ちとなり、初めてプロとして活動ができます。噺家たるもの、寄席で活躍できてこそ一人前です。タレント落語家でなく、落語に真摯に向き合う寄席芸人を目指します。