しごと きらレポ vol.49 進めよう男女共同参画

■福島県喜多方警察署 警察官 中條 結衣(なかじょう ゆい)さんに聴く
1997年生まれの喜多方市出身。東京在住の夫とは離れて暮らしており、両親との3人暮らし。元プロサッカー選手の経歴を持ち、現在も指導者・プレイヤーとしてサッカーに関わる。男性の職業というイメージの残る警察という分野で、喜多方警察署唯一の女性刑事として治安の確保にあたる人物像に迫る。

□お仕事について聞かせてください
刑事課に所属し、事件の捜査に携わるほか、資料の整理などの庶務業務も担当しています。
刑事という仕事は、ものごとを追求し、真相究明にあたる非常にやりがいのある仕事です。

□現在の仕事を始めたきっかけを教えてください
幼稚園児の頃、地域のイベントで見た女性警察官の姿に憧れ、警察官を志しました。
小学生からサッカーを始め、中学、高校、大学、プロサッカー選手と喜多方を離れ、さまざまな場所で生活しましたが、『いつかは警察官として喜多方に戻りたい』と思っていました。プロサッカー選手として2年活動しましたが、ケガもあり、引退を決意し、公務員試験を受験し、警察官になりました。

□仕事やプライベートで大切にしていることを教えてください
仕事では、場合によっては24時間寝られないこともありますので、体調管理を大切にしています。
プライベートでは、体力が必要な仕事ですので、体力づくりとして、ランニングやサッカーなど、体を動かすことを大切にしています。

□仕事での苦労があれば教えてください
特に「女性だから」ということはありませんが、今は身近に刑事として参考となる同性の先輩がいないので、自分が後輩となる女性刑事の参考となるような存在になっていきたいです。

□今後の抱負を聞かせてください
刑事課の仕事を覚え、早く一人前の刑事として先輩に追い付きたいです。

□これからの男女共同参画社会について
事件現場では、性別は関係ありません。男性、女性という枠組みに囚われずひとりひとりが活躍できる社会が大切です。
また、事件の性質によっては、女性が対応した方が良い場合、男性が対応した方が良い場合もありますので、男女がそれぞれの良さを認め合い、社会に参画していくことも重要だと思っています。

□次長(上司)の渡部さんから一言
中條さんは、常に前向きで署のムードメーカーとなっています。刑事としての将来に期待しており、市民の安全・安心のため努めていってほしいです。

喜多方警察署ホームページ
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問合せ:企画調整課 企画調整班
【電話】24-5209