子育て 〈健康だより〉眠っている赤ちゃんの命を守るために

〜乳幼児突然死症候群(SIDS)強化月間〜

■乳幼児突然死症候群(SIDS)
それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく睡眠中に突然死亡してしまう病気です。
12月の冬期に発症する傾向があることから11月を対策強化月間としています。
SIDSの予防方法は確立していませんが、〔3つのポイント〕を守ることで発症率が低くなるデータがあります。

□1歳になるまではあおむけに寝かせましょう
あおむけ寝では発症率が低いことが研究で分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、あおむけに寝かせましょう。睡眠中の窒息を防ぐうえでも有効です。

□母乳育児がおすすめです
母乳で育てられている赤ちゃんのほうがSIDSの発症率が低いことが研究で分かっています。
無理のない範囲で、母乳育児にトライしてみましょう。

□タバコをやめましょう
妊娠前や妊娠中の喫煙、妊娠中の受動喫煙もSIDSの発生要因になります。妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめ、身近な大人は禁煙・分煙に協力しましょう。

■眠っている赤ちゃんの窒息を防ぐには
SIDSの直接の原因ではありませんが、1日の多くを寝て過ごす赤ちゃんにとって、睡眠環境を整えることで窒息を防ぐことが出来ます。
・ベビーベッドに寝かせ、柵は常に上げておく
・寝る場所には枕やタオル、衣服、よだれ掛け、ぬいぐるみなどは近くに置かない
・頭や身体がはさまれないよう、ベッド柵・マットなどの隙間をなくす
・敷きふとん・マットレスは固めのものを使う
・掛けぶとんは使用せず、服装などで温度調整をする
・添い寝では赤ちゃんを身体や腕で圧迫しないように注意する

問合せ:保健課 健康推進室
【電話】23-5834