くらし 令和7年度 当初予算(1)

■笑顔あふれる しあわせのまち 二本松
令和3年度からスタートした総合計画では、目指す将来像として「笑顔あふれるしあわせのまちにほんまつ」を掲げ、4つの基本目標を柱に各種政策を進めています。今月号では、議会に提案した令和7年度当初予算の主な内容をお知らせします。

◆4つの基本目標
(1)健康で暮らし続けられるまち
(2)地域の誇りに満ちた活力あるまち
(3)世代をつないで人を育むまち
(4)安全で快適な暮らしのあるまち
二本松市総合計画では、SDGs(持続可能な開発目標)の本市での達成に向けて、各政策とSDGsの関係をまとめています。

◆目標1 健康で暮らし続けられるまち
健康寿命の延伸や健康増進、生きがいづくりの充実を図ることで、こころと体の健康を維持し、地域全体で支え合う、誰もが「健康で暮らし続けられるまち」を目指します。

▽民生委員の担い手確保対策事業(新規)
民生委員の負担軽減と新たな地域福祉の担い手の育成・確保のため、各委員の指示・指導のもと、地域の見守り活動等を補佐する「民生委員協力員」を配置し、各委員が活動しやすい体制づくりに取り組みます。

▽生活習慣病予防事業(各種検診およびがん検診の実施)(拡充)
がん検診をはじめとした各種検診を行い、疾病の早期発見・早期治療の推進を図ります。また、骨粗しょう症の早期発見と骨折による生活の質の低下を防ぐため、骨粗しょう症の施設検診を開始し、市民歯科健診の対象者に20歳、30
歳の方を追加します。

▽生活習慣病予防事業(健康教室、健康教育、健康相談の実施)(拡充)
市民が健やかにいきいきと暮らすことができるよう、生活習慣病予防教室や健康教育、健康相談を実施します。また、新たに、民間プログラムを活用した運動習慣定着の推進、若年性がん患者支援を実施します。

▽生活困窮者自立相談支援事業(継続)
生活困窮者の自立支援を図るため、社会福祉協議会と連携して支援の相談窓口を設置し、就労や家計改善に向けた支援を行います。また、引きこもり者に対する居場所づくり等を行います。

▽高齢者公共交通の運賃無料化事業(継続)
75歳以上の高齢者の公共交通(路線バス、コミュニティバス、デマンドタクシー、ようたすカー)運賃の無料化を実施します。

▽食で健康プロジェクト事業(継続)
市の健康課題である高血圧やメタボ予備軍を改善するための取り組みについて、広く市民に周知するとともに、市内のイベント等に健康についての考えを盛り込み「おいしく食べるって体にいい」をメインテーマに関係機関と連携して事業を実施します。

◆3月4日に議会に提案された令和7年度当初予算一般会計の予算総額は308億9,214万3千円です
令和7年度の一般会計当初予算額は、ため池等放射性物質対策事業の完了などにより減額となった一方で、公共施設照明LED化改修の増等により、前年度対比で2億2,480万9千円(0.7%)の増となりました。内訳は左の円グラフのとおりです。