- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県伊達市
- 広報紙名 : だて市政だより 2025年5月号
花工房と一緒に ”まもなく 30年”
創立時から携わり、今思うこと-
■つきだて花工房 支配人 山崎 佳代 さん(月舘地域)
お客様に少しでも安心感を感じてもらいたいと、襟元に生のハーブを付けて接客する山崎さん。なんと、創立から花工房で働き続けており、令和6年に「支配人」となったフロントのプロフェッショナルである。今日も、誰もが一息つける場所を目指し、笑顔で接する。
◇つながりを尊重して
まもなく30年目。お客様の中には「ただいま」や「花工房の雰囲気がほっとする」と言ってくれる人もいて、何気ない一言に助けていただきながらここまで来たという感じですね。
オープン当時、実は今ほど花も植えてなく、少しずつ整備し変わってきた花工房。切磋琢磨(せっさたくま)して今の基盤を作り上げた初心を忘れず、裏表なく“おもてなし”させていただいています。
◇「働(はたら)く」ではなく「傍(はた)らく」
初代支配人の教えですが、「傍(周り)のためになる仕事をしよう」と「一言一言に言霊(ことだま)が宿るので、言葉を大切にしよう」をモットーにしています。言葉といえば、秋恒例イベントの朗読会。コロナ禍前までに18回、ナレーターの島岡安芸和(しまおかあきと)さんをお迎えし、生演奏に乗せた朗読をお贈りしてきました。今後も花工房が「伊達市の文化発信地」になれたらうれしいですね。
◇SNSじゃ伝え切れない
写真だけでは伝わらない地域の想いで、たくさんの人を呼び込める場所になるように。そして私自身も元気で定年を迎えられるように精進しています。
◇花と緑あふれる
里山があり、春夏秋冬がしっかり表現される景色、人の優しさ。地域の良さをあげるとキリがありません。これからの季節は新緑のきらめきが美しく、田舎“だからこそ”の良さをさらに満喫できます。花工房30周年に向けていろいろと考えていますが、まずは5月24日(土)、25日(日)の「モノ作りびとフェア」のご来場お待ちしています!
・平成8年8月8日オープン。創立時職員の皆さん(山崎さんは左端)。たくさんの人に支えられ、今がある。
・出演者と「リーディングアラウドの会」のメンバー。第7回からオープニングアクトで出演。
(※広報紙P.18に写真を掲載しています)
【Profile】やまざき かよ
昭和37年生まれ。62歳。月舘町で生まれ育ち、高校卒業後、神奈川の会社で総務・経理を学ぶ。平成5年に月舘町へ戻り、月舘町役場職員(臨時)→花工房に勤務。
【つきだて花工房】
伊達市の宿泊保養施設。四季の花々、目の前に広がる里山の風景が自慢。宿泊、会食、ランチ、休憩、日帰り入浴が楽しめる。
【つきだて交流館もりもり】
田舎体験施設。田舎ならではの体験メニューが充実。地元産野菜や加工品も購入できる。イベント情報などの詳細は広報紙26ページ。