くらし 猫・犬の適正飼育について

飼い主は、命ある動物の所有者として責任を十分自覚し、感染症の正しい知識により動物と人の健康を守り、正しく飼うことにより、人に危害を加えたり迷惑をかけないように努めなければなりません。
今月号では、猫と犬の適正飼育、飼い主の義務について特集します。

■猫の適正飼育
▼猫は室内で飼いましょう
猫を外に出すとフンやいたずらで近所の方とトラブルになるケースが増えていきます。また、交通事故や感染症などの病気、けんかなどで命を落とす可能性もあります。工夫して環境を整えれば、猫は外に出なくても不自由は感じないので、室内で飼いましょう。また、万が一外に出た場合でも飼い主が分かるようにマイクロチップの装着や名札などをつけておきましょう。

▼野良猫への無責任な餌やりは絶対にやめましょう!
野良猫に餌だけを与えている方にも飼い主と同じ責任が発生します。餌を与えるだけでは野良猫がどんどん増えてしまい、殺処分にもつながります。また、猫のフンやいたずらで迷惑する人も出て、結果的に猫も人も不幸になってしまいます。野良猫への無責任な餌やりは絶対にやめましょう!

■犬の適正飼育
▼犬の登録
犬を取得したときは30日以内に市に登録してください。(犬が死亡したときも同様です)
なお、令和4年6月1日以降に取得したマイクロチップを装着済みの犬の場合は、市での登録手続きは不要です。この場合、マイクロチップ情報を指定登録機関に登録してください。住所や飼い主が変わったときにも忘れずに変更手続きを行いましょう。

▼狂犬病予防注射
犬は毎年1回狂犬病の予防注射を受け、注射済票の交付を受ける必要があります。市の集団接種で受けられなかった方は、動物病院※で接種し、病院発行の注射証明書を市役所生活環境課または白沢総合支所に提出してください。また、注射済票は第3者が確認できるよう、首輪に装着をお願いします。
※市内の動物病院では、市の集団接種のハガキを持参すれば注射済票もその場で交付されるので便利です。

▼放し飼いの禁止
犬を放し飼いすると、人に危害を加える、土地や農作物を荒らす、他の動物とけんかするなど、他の方々に迷惑をかけることがあります。また、かまない犬でも犬が苦手な人やアレルギーを持っている人には恐怖を与えます。散歩中でも必ずリードでつなぎましょう。また、定期的に首輪やリードの状態を点検しましょう。

▼フンは必ず飼い主が持ち帰りましょう
犬の散歩の際は袋を持参し、フンは飼い主が責任をもって持ち帰りましょう。また、ペットボトルなどで水を携帯し、尿は水で流すことが推奨されています。

・次回の集団接種は6/15(日)に地区公民館などで実施予定です

猫や犬全般、予防注射などお気軽にお問い合わせください

問合せ:市民部 生活環境課
【電話】24-5362

■恵向公園ドッグラン ルールを守って正しく使いましょう
恵向公園にはドッグランが整備されています。小型~中型犬用と中型~大型犬用の2つのエリアがあり、ワクチン(狂犬病・混合)接種済みの愛犬のみが利用可能など利用規定と入場制限があります。

○恵向公園ドッグラン
所在地:荒井字恵向121-6
入場料:無料
・利用規定・入場制限の詳細など詳しくはこちらをご覧ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください

▼check!
○利用規定(抜粋)
・利用時間は日の出~日没まで(夜間は利用禁止)
・ワクチン(狂犬病・混合)接種済みの犬のみ入場可
・愛犬の排泄物は飼い主が責任をもって持ち帰ること
・入退場の際はリードを着用し、慣れてからリードを外すこと など

○入場制限(抜粋)
●次の犬は入場をご遠慮ください。
・闘犬類や凶暴性のある犬
・発情期のメス
・体調の悪い犬
・飼い主の命令を聞かない犬 など

■猫や犬の不妊や去勢に努めてください
猫や犬の飼い主は、みだりに繁殖してきちんと飼うことができなくなる前に、不妊あるいは去勢手術などを行うよう努めましょう。
福島県動物愛護センター「ハピまるふくしま」では、猫・犬の譲渡に関する活動や地域猫活動の支援を行っています。

■災害に備えよう
災害はいつ起こるか分かりません。ペット用の避難用品(キャリーバッグ、ペットフード、水、トイレ用品など)を平常時から準備しておきましょう。また、避難所などで周りの人に迷惑をかけないよう、普段からしつけをしておくことも大切です。以下のポイントを参考にしてください。
1.健康管理
避難生活ではストレスがかかり、体調を崩しやすくなります。各種ワクチンの接種や寄生虫の予防・駆除など平常時から健康面のチェックを行いましょう。
2.しつけ・訓練
犬・猫…ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらない。
犬…「待て」「お座り」「伏せ」などができる。
犬…不必要にほえない。
猫…猫用トイレでの排泄ができる。
3.所有明示
マイクロチップや鑑札、注射済票、迷子札などの装着により迷子の際にも再会できる可能性が高まります。

○持ち出し品(一例)
・飲料水
・ペットフード
・処方薬
・食器
・予備の首輪・リードなど
・飼い主の連絡先
・注射・ワクチン接種状況がわかるもの
・トイレトレー
・タオル・ブラシ
・洗濯ネット(猫)
・ペットシーツ・猫の砂
・排泄物の処理用具 など

災害時持ち出し品の詳細など、動物の愛護および管理に関して詳しくは本宮市のホームページをご覧ください。

○地域防災マネージャー 小斎(こさい)広志(ひろし)
災害時に設置される避難所内にペットを持ち込めるかどうかはケースバイケースです。部屋数に余裕がある場合はペット用の部屋が設けられるかも知れませんし、大型犬やほえる犬などは屋外での管理をお願いされる場合があるでしょう。
いずれにしてもペット用の備蓄を準備しておいたり、ペットケージに普段から慣れさせておいたり、あらかじめ親戚のお家に話をしておくなど、平時から準備をしておくことが大切ですね。