くらし 身近な環境問題やカーボンニュートラルについて考えてみましょう。

6月は環境月間です!
令和5年度(2023年度)の日本の温室効果ガスの排出量は10億7,100万トンで前年度より4.0%減りました。2013年度比では23.3%の減です。各部門での省エネ行動等の継続や脱炭素化が進んでいると考えられております。2030年度目標達成に向けて、引き続き社会全体でカーボンニュートラルへのより一層の取組が必要になっています。
また、大玉村の令和4年度の温室効果ガスの排出量は5.5万トン(昨年度比0.3万トンの増)と推計されました。そのうち家庭部門からの排出量は1.1万トンと示され、地域全体でカーボンニュートラルの目標達成に向け一人ひとりの認識と行動が重要視されています。

※温室効果ガス総排出量の9割が二酸化炭素です。このため、二酸化炭素が
削減の指標とし易くこの発生源を意識して取組んで頂くようになります。

■大玉村部門・分野別CO2排出量構成比令和4年度(2022年度)

※表中の構成比は、四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。(環境省自治体カルテより)

■エネルギー消費量の増える時期となります。賢いエネルギー使用をお願いいたします。
◇家庭で取り組む例
・エアコンの設定温度は適正にし、必要な時に使用する。
・テレビやパソコンの使用を終わった時は、主電源を切る。
・長時間使用しない家電製品は、コンセントから電源コードを抜いておく。
・人の居ない部屋の明かりは消す。
・近隣の移動には、徒歩や自転車を利用。
・ごみは分別を徹底し、不要な包装は断る。
・買い物には、マイバッグを持参する。
・廃棄食用油は拠点回収に持参する。
太陽光発電設備、蓄電池、薪ストーブ等の設置に関する補助制度があります。設置経費や施工方法、電力消費量など十分な検討が必要です。

用語説明:
温室効果ガス…二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガス類など(他の気体より温室効果が高い)
カーボンニュートラル…二酸化炭素などの排出量を最小限にし、森林吸収で実質無しとする考え