- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県小野町
- 広報紙名 : 広報おのまち 令和7年3月号
■~公立小野町地方綜合病院 薬局のご紹介~
薬局で一番気になる点は、「待ち時間が長いこと」ではないでしょうか?それにはいくつかの理由がありますが、まずは薬局が主にどんなことをしているのか知っていただきたいと思います。
●薬の内容確認
他の医療機関から処方されている薬との飲み合わせや前回の処方内容との比較、違う薬が処方されていれば適切かどうかを確認し、必要があれば直接医師に確認しています。
●調剤
患者さんによっては、飲み方が同じ薬を一つの袋にまとめる一包化や錠剤を半分に割る必要があり、粉薬を量って袋に詰める、数種類の軟膏やシロップ剤を混ぜることもあります。
●準備した薬が正しいか再確認
処方箋をもとに薬の内容は適切か、調剤方法に間違いはないか等を複数の目で再確認し、正確な薬を準備します。
どれも必要な作業のため、どうしても待ち時間が発生してしまいます。お急ぎの際は、後から取りに来ることも可能ですので、スタッフにお声掛けください。
また「お薬手帳」は大事なツールとなります。記憶から風化しつつある東日本大震災の際には、避難所で普段とは異なる医療機関での調剤が必要となり、お薬手帳を持っていた患者さんは比較的スムーズに薬が処方されましたが、お薬手帳を持っていなかった患者さんは、薬の名前が分からず、どのような処方をしてよいか迷ったケースも多くみられたようです。お持ちでない方、ページが埋まってしまった方は、ぜひお声掛けください。
併せて、マイナンバーカードで受診することもお勧めします。ご本人が同意をすれば、今までに使った薬の正確な情報や過去の特定健診結果を、医師・薬剤師などと共有できることで、より多くの情報に基づいたより良い医療を受けることができます。
今後も、処方された薬を正確に、かつ迅速にお渡しするように努めますので、ご協力とご理解のほどよろしくお願いします。
飲み合わせや飲み方などご心配な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
問合せ:公立小野町地方綜合病院
【電話】72-3181