くらし 令和7年度 広野町施政方針 いのちを守り、人を活かし、未来をつくる町(4)

◇学びのセーフティネットの推進
学びのセーフティネットの推進につきましては、特別な支援を要する児童生徒一人一人に対し「個別の教育支援計画」を作成し、専門機関、スクールカウンセラー、支援員と連携を図りながら、個に応じた支援体制を構築します。校種間での連携を図り、切れ目のない支援体制が構築できるよう「個別の教育支援計画」の内容を年度末に見直し、次年度の活用につなげていきます。

◇環境対策
環境対策につきましては、現代の住民、そして未来の子どもたちが健康で安全、かつ快適な生活を営むことができる恵み豊かな環境の確保に向け、広野町環境基本計画に基づき、環境の保全等に関する基本的な施策を総合的かつ計画的に実施していきます。各地区ごみステーションにおいて、指定ごみを収集日以外に出されている事案や不要となった寝具、家電等の不法投棄が目立つことから、家庭ごみ収集日カレンダーの配布、広報等によるマナー周知のほか、環境美化推進員による巡回・監視と広野町安心・安全ネットワーク会議における関連事業所等への注意喚起に取り組みます。低炭素社会構築に向けた環境に優しいまちづくりの推進を図るため、住宅における一次エネルギー消費量の約3割を占める給湯設備の給湯負荷を低減し、光熱費と環境負荷を抑えることができる「節湯型(せつゆがた)シャワーヘッド」購入経費の一部を支援していきます。燃料電池自動車や電気自動車等の次世代自動車の普及を促進し、地球温暖化対策の推進を図るため、次世代自動車及び電気自動車等充電設備について、導入経費の一部を支援していきます。

◇除染対策
除染対策につきましては、昨年度に引き続き、町民の放射線からの不安払拭並びに生活圏における放射線の状況について情報提供するため、一般家屋及び公共施設の敷地における環境放射線モニタリング調査を実施します。

◇生涯学習事業
公民館における生涯学習事業につきましては、人生100年時代をとらえ、多様化する社会教育や家庭教育に対処できる学びの場として、「ふるさと創生大学」、「ひろの元気教室」、「各種文化教室」、「五社山登山」、「集団対抗パークゴルフ大会」、「文化展」、「生涯学習発表会」、「Jヴィレッジハーフマラソン」等の文化活動並びにスポーツ活動を実施し、地域間及び世代間の交流を促進させ、併せて交流人口の拡大及び地域活性化へと取り組んでいきます。令和4年4月に開設いたしました「文化交流施設ひろの未来館」につきましては、本年度は約4、000人の来館者にご利用いただきました。これからも地元で発掘された遺跡・文化財の展示等を工夫し、町民だけではなく多くの方に興味をもっていただき、地域の歴史について理解を深めてもらえるよう取り組んでいきます。震災からの避難等により、青少年を取り巻く社会環境も大きく変化し、次代を担う青少年が地域の中で、心身ともに健康で社会に参画できるよう青少年の健全育成を町民総ぐるみで推進していきます。