子育て 教育長メッセージ

■2025年 夢と希望のある「学び」へ
明けましておめでとうございます。2025年(令和7年)がスタートしました。
町民の皆さまにおかれましては、家族の健康と社会(世界)の平和を願うとともに、世界の気候変動による大きな災害が軽減されることを願いつつ、穏やかなお正月をお迎えしていることと推察申し上げます。昨年は、元日の夕方に能登半島地震、2日には羽田空港での飛行機衝突事故と新年早々痛ましい災害・事故が発生してしまいました。また、日本列島においては、大雨による大きな災害も連続して起こり、多くの被災地ではまだまだ安心、安全な生活はかなわず、家族で身を寄せ合いながら復旧・復興に取り組んでいることと思います。一日も早く安心、安全な当たり前の生活が戻ることを心よりお祈り申し上げます。
さて、新制とも言うべき双葉町の歴史の歩みも、具体的なまちづくり推進計画によって、将来への明るい展望が示されました。教育委員会としましても、新たな学校設置に向けた教育基本計画(案)をさらに精査し詳細にわたり方向性の確認をしながら総合教育会議において決定してまいりたいと思います。町民の皆さまには段階的にかつ手順などを確認しきちんと報告してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
また、今年の「双葉町ダルマ市」も、11日、12日とJR双葉駅前広場及び道路周辺にて開催され、芸術文化・伝統芸能保存団体の発表も特設ステージにて披露されます。さらには、第35回双葉町総合美術展と町民作品展が双葉町産業交流センターの大会議室にて開催され、町立学校の園児、児童、生徒の作品も展示されます。
多くの来場者でにぎわい、盛会となることをお祈りしております。

■第11回双葉郡教育復興ビジョン「ふるさと創造学サミット」
昨年11月30日、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校を会場に開催しました。双葉郡8町村の小・中学生とふたば支援学校、ふたば未来学園高等学校の生徒たちが、AからKの11会場に分かれて、学びの成果を共有しました。
双葉町立学校の小学生、中学生の皆さんのセッションのテーマは次のとおりです。

1)双葉南小・双葉北小学校(5・6年)「双葉町のために私たちにできること」
双葉町をさらに盛り上げるためにできることはないかアンケートによる調査や話し合った特産品づくりやキャラクターづくりについて発表。対話の時間では、その他の町の特産品や自慢について話し合いました。

2)双葉中学校(1・2年中心+3年生)「未来を描こう ~夢ひらく双葉町~」
双葉町に足を運び、まちづくりに取り組む方々と出会い、学び、対話し、魅力を感じる機会を通して、自分の生き方や未来への可能性を考える活動をしている。双葉町で見つけた未来への可能性を発表しました(1年生は夢の技術を使って働く方との出会い、2年生は夢に向かって町の方と挑戦した経験)。

今年は、輿水恵一復興副大臣、武部新文部科学副大臣にお越しいただき、各セッション会場を視察いただきました。さらには、大沼博文福島県教育委員会教育長も参観され、探究学習の発表のみならず、参加者が輪になって意見を出し合い一緒に考えを深めていくという対話が興味深く「ふるさと創造学サミット」の成果として子どもたちの成長ぶりをご覧いただきました。

双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫