くらし 町民の皆さまへ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年5月 災害版 No.168
令和7年度がスタートして1カ月が過ぎ、五月晴れの青空に木々の緑が映える季節となりました。
令和4年8月の特定復興再生拠点区域の避難指示解除から2年8カ月が経過しましたが、町内の居住人口は180人を超えたばかりです。町が復興するためには、居住人口の増加が最も重要であり、そのためには生活環境のさらなる充実とともに、地域の商業が活性化することによるにぎわいの創出が必要です。
3月27日、町体育館・公民館跡地に飲食店3店舗が入居する公設商業施設の安全祈願祭を行い、建設に着手しました。令和8年春頃のオープンを目指して整備を進めてまいります。令和7年夏頃にオープンを予定しているスーパーマーケットとともに、町内の生活環境が大きく向上することで、双葉町にお住まいの方や復興に携わる方の日常生活が豊かになることはもちろんのこと、双葉町に観光などで訪れた方にもご利用いただくことにより、町のにぎわい創出に弾みがつくものと期待しております。
4月1日には、双葉町役場庁舎において職員辞令交付式を行いました。新規採用職員12人、国、県より7人の派遣職員が加わりました。さらに今年度も双葉町の現状をご理解いただき、全国の市区町村から10人の職員を派遣していただき、感謝に堪えないところです。
職員に対しては、双葉町の復興はスタートしたばかりであり、町に戻りたくても戻ることが叶わず、残念ながら避難先で亡くなられた方々の思いを忘れることなく、チーム双葉の一員として、業務に取り組んでいくよう訓示しました。
令和7年度は、復興の具現化を進める一年として、次期復興まちづくり計画の策定に向けた課題の検討に着手するとともに、現計画(第三次)に掲げている、町民の皆さまの早期帰還に向けた支援や生活環境の整備、移住の促進など、一つ一つの施策を着実に取り組むことで、「双葉町に帰ってきて良かった、双葉町を選んで良かった」と感じていただけるよう職員一丸となって全力で取り組んでまいります。
引き続き、町民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
双葉町長 伊澤 史朗