くらし 町民の皆さまへ

今夏は、国内の歴代最高気温が何度も更新されるほど、想定外の暑さが続きました。9月に入っても暑い日が続き、涼しい季節が心から待ち遠しい今日この頃です。
特定復興再生拠点区域の避難指示解除から3年が経過しました。町内に居住される方が190人を超え、一歩ずつではありますが、町の復興が前進しております。
そのような中、8月1日には、双葉駅前に整備を進めてきた公設商業施設に「イオン双葉店」が開業しました。震災後初にして待望のスーパーマーケットであり、町内の生活環境が向上することはもとより、居住人口の増加に大きく寄与することを期待しております。さらに、来年春頃の開業を目指して整備を進めている飲食店や商工会館との相乗効果により、双葉町駅東地区の商業が活性化し、町の賑わいにも弾みがつくものと信じてやみません。
また、同日一般県道井手長塚線・長塚跨(こ)線橋の開通式も行われました。町の東西をつなぐ重要な道路である復興シンボル軸のうち、長塚跨線橋が開通することで、交通の利便性や安全性を大きく向上させることのみならず、双葉町の復興を象徴する東西の架け橋となり、復興をさらに加速させる大きな一歩をしるしました。
8月4日から6日の3日間に渡り、友好町である京都府京丹波町の中学生や高校生と、町立学校の中学生との交流事業を行いました。京丹波町と双葉町は、お互いの町を隔年で交互に訪問しながら、長く友好を育んでおり、今回は、畠中源一京丹波町長をはじめ、松本和久教育長、澤井安子社会教育委員が来町されました。
開校式では、お互いに1年ぶりの再会を喜びあうとともに、京丹波町の生徒からの質問に対しては、私の町政に対する想いやまちづくりについて丁寧にお答えしました。今後とも、先人が築いたご縁を大切に京丹波町と交流したいと考えております。
残暑なお厳しき折です。町民の皆さまにはお身体に気を付けてお過ごしくださいますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗