くらし 町の話題(1)

■福島県への要望活動
8月6日、双葉郡8町村でつくる双葉地方町村会と双葉地方町村議会議長会は福島県庁を訪れ、内堀知事と面会しました。今年度で第2期復興・創生期間が終了することから、さらなる復興加速化に向け、各種支援の充実を求める要望活動を行いました。

要望活動(抜粋)
・避難地域の復興に必要な財源の確保
・復興に向けた人員の確保
・双葉地方の地域医療提供体制等の再構築
・福島国際研究教育機構の整備と研究タウンまちづくりの推進

■令和7年度 町政懇談会
町政全般について、町民の皆さまの率直なご意見やご要望等をお伺いし、今後のまちづくりに反映させるため下記のとおり「町政懇談会」の開催を予定しております。お近くの会場にご出席ください。
また、東京・新潟県柏崎市・宮城県仙台市の3会場については、これまで町民の皆さまからお寄せいただいている意見などを踏まえて、座談会方式による開催を予定しております。詳細な日程につきましては、広報ふたば10月号をご覧ください。

問合せ:秘書広報課
【電話】0240-33-0125

■国への要望活動
8月7日、伊澤町長は岩本久人町議会議長と共に、復興庁と経済産業省、環境省、自民党東日本大震災復興加速化本部、公明党東日本大震災復興加速化本部に対して大熊町と合同で二町の復興に向けた要望活動を行いました。
二町の要望に対して復興庁の伊藤忠彦大臣は「緊張感を持って復興・再生に取り組みたい」と述べました。

要望活動(抜粋)
・特定帰還居住区域の避難指示解除に向けた見通しや取組方針を具体的に示し、除染やインフラ復旧の実施
・第2期復興・創生期間以降の財源確保
・除染土壌の最終処分地選定と全国的な理解の醸成

■長塚跨(こ)線橋開通
8月1日、福島県が整備を進めてきた県道井手長塚線・長塚跨線橋の開通式が行われました。式典には伊澤町長が出席し、整備関係者に御礼を申し上げるとともに、跨線橋の開通により今後の交流人口の拡大が進むことに期待を寄せました。
県道井手長塚線は、常磐双葉インターチェンジと国道6号を結ぶ全長5キロを整備する計画で、今回の供用開始により全体の2.9キロの通行が可能となりました。

また、長塚跨線橋には今年1月のはたちの集いに参加した新成人が綴った双葉町の復興への想いがプレートになって飾られています。
開通式に参加した齊藤あづさんは「震災当時は5歳で町の記憶は薄いですが、私のメッセージが跨線橋に飾られて感慨深いです」と話していました。

■双葉町・京丹波町子ども交流事業
8月4日から6日まで双葉町の友好町である京都府京丹波町から高校生2人と中学生6人が双葉町を訪れ、双葉中学校の生徒と交流を深めました。
この交流事業は平成9年から始まり、お互いの町を隔年で交互に訪問し、交流を育んできました。
初日は両町の生徒が双葉町役場に集まり、開会式が行われました。双葉中学校3年の大橋薫和さんが「最高の思い出を作りましょう」と呼びかけると、京丹波町・須知高校2年の仲林蒼空さんが「再会できて大変嬉しく思っています」と応えました。
その後、京丹波町の生徒たちが伊澤町長や京丹波町の畠中源一町長と意見交換を行い、生徒からは「町の復興で一番大切にしていることは何ですか」などの質問に対して、伊澤町長はひとつひとつ丁寧に答えていました。
翌日は、いわき市内の施設に会場を移し、交流会が行われました。双葉中学校の生徒はイギリス訪問やSDGsの取り組み、防災教育など学校生活の取り組みを説明しました。京丹波町のメンバーからは町の名所として京都府唯一の鍾乳洞がある点やイチゴや黒豆が特産品であることが紹介されました。この日はバーベキューも行われ、なごやかな雰囲気で親睦を深めていました。