- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年11月 災害版 No.174
■長野県松川町長が来町
今年度から双葉町に職員を派遣して頂いている長野県松川町の北沢秀公町長が10月15日に来町されました。現在、松川町からは原涼太さんが派遣され、生涯学習課で主に社会教育事業にに携わっています。
伊澤町長から北沢町長に職員派遣への感謝の言葉を述べ、震災からこれまでの復興の歩みを説明しました。
その後、北沢町長は復興が進むJR双葉駅東地区や駅西住宅、中間貯蔵施設など双葉町の現状を視察されました。
■高橋国土交通副大臣・伊東地方創生担当大臣・自民党東日本大震災復興加速化本部長が町内視察
▽9月25日
自由民主党東日本大震災復興加速化本部の谷公一本部長など役員が来町されました。谷本部長をはじめとする加速化本部のメンバーは8月にオープンした「イオン双葉店」や帰還困難区域の石熊地区などを視察しました。
伊澤町長からは帰還困難区域において復旧が進んでいない農業インフラの現状や放射線量などを説明するとともに、町内全域の避難指示解除や住宅整備支援などを求める要望書を提出しました。
▽9月24日
国土交通省の高橋克法副大臣が来町されました。
高橋副大臣は双葉町産業交流センターを視察し、平岩副町長から中野地区復興産業拠点に25件の企業進出が決まっていることや町内の復興状況などを説明しました。その後、岩本久人町議会議長と共に、復興・再生に向けた息の長い人的・財政的な継続支援などを求める要望書を提出しました。
▽9月25日
伊東良孝地方創生担当大臣が来町されました。伊東大臣は東日本大震災・原子力災害伝承館を視察し、平岩副町長から運動公園の整備状況や大和ライフネクストのカンファレンスホテルやビーエイブルの双葉町における新しい拠点の建設状況などを含め、中野地区復興産業拠点の企業進出状況などを説明しました。
■令和7年度 双葉町はたちを祝う会
9月20日、双葉町産業交流センターで令和7年度双葉町はたちを祝う会を開催し、全国各地の避難先から6人が式典に参加しました。
式典で伊澤町長は「皆さんがこれまで町に対する思いを、忘れず抱き続けてくださったことに、感謝申し上げるとともに、町へのきずなを感じ、心身ともに健やかに成長された姿を故郷である双葉町で拝見することができて心強く感じました」とあいさつしました。
参加者を代表して渡部颯斗さんと前田奈々葉さんがはたちの抱負を発表しました。
▽はたちの抱負
・渡部 颯斗さん
東日本大震災の時に支えてくださった地域の方々や家族に感謝しながら過ごし、これからの目標実現にむけてがんばっていきたい。
・前田 奈々葉さん
フラダンスやスポーツを通じて町の人に楽しさを伝えられるようにがんばっていきたい。
■新成人チャレンジ事業「ふたばを、見よう」
9月20日と21日、双葉町内において新成人チャレンジ事業“ふたばを、見よう”を実施しました。今年18歳から20歳を迎える町民を対象に、まち歩きや参加者同士の交流を通じて、ふるさと双葉町を感じてもらうことを目的に実施する事業で、福島県内外の避難先から、1日目は6人、2日目は5人が参加しました。
参加者からは「双葉町に来る度に新しい気づきがあり、どんどん変化しているのを感じた」、「昨年度参加した時に比べて、町に関わる人が増えていると感じた。」、「町に人が戻ってきて、たくさんの『楽しさ』が増えた。」、「震災前の良さを残しつつ、少しずつ発展して復興に向かっていると思った。」との声がありました。双葉町で2日間を過ごし、新たな発見や町への愛着が感じられました。
■スポーツを通じて親睦を
9月27日、東日本大震災・原子力災害伝承館のアーカイブ広場で町民体育祭が行われました。見事な秋晴れとなった体育祭には前年を上回る200人余りが参加。震災後の体育祭は以前と趣向を変え、スポーツを通じて親睦を深められるように年齢や性別にかかわらず、子供から大人まで楽しめる競技に変更されています。
開会式では佐藤凛良さん、佐藤瑠成さん、志賀晴天さん、大和田詩さんが元気いっぱいに選手宣誓を行いました。
競技は5チームに分かれて行われ、老若男女が入り交じり、歓声と笑い声が響く中、玉入れなどの定番競技に加えてユニークな6つの競技に汗を流しました。
