くらし トピックス(3)

■ふるさと双葉の歴史・文化
▽第13回 地名「迫」が語る町の記憶地域のアイデンティティを探る
※「迫」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は「えんにょうに白」です。本紙をご覧ください。

双葉町では「松迫(まつざく)」や「目迫(めさく)」など「迫」という名前の地名をよく見かけます。
「迫」が使われている地名は町全体で52カ所あります。この「迫」という字を充てる地形表現は全国的にも珍しく、福島県浜通り地方だけに見られる特別なものです。
ただし「迫」はパソコンなどで使えない文字(外字)なので代わりに「迫」と書かれることもあります。
迫は、三方を低い丘陵地などに囲まれた舌状の低地とその一帯の地形を指します。
迫の地形を生かして人々は田畑を耕し暮らしていました。しかし、町の主要河川である前田川だけでは十分な水量を確保できませんでした。このため迫ごとにため池を作り、農業用水として利用することで双葉町ならではの農村の風景が出来上がりました。
また、迫地形を形作る岩盤は、柔らかく掘削しやすかったことから、古墳時代には墓地(横穴墓・古墳)として利用されました。現在確認している横穴墓・古墳のうち、半数にあたる約20カ所程度で名称に迫が付いています。
代表的なものが「清戸迫(きよとさく)」です。ここには大きな迫の地形が残り、まわりの丘には東日本最大級の横穴墓群「清戸迫横穴墓群」※や町内最大の古墳群「清戸迫古墳群」※がこの一帯に所在しています。に由来する農業のための地形と昔のお墓が同じ場所にあるのは双葉町ならではの特徴です。
地名には、その地域の歴史や文化が詰まっています。
「迫」という漢字の意味を知ると、この地形が人々の暮らしにどのような影響を与えたのかが見えてきます。双葉町の歴史や文化を探る鍵となるでしょう。
※遺跡台帳の表記

■交通安全運動キーホルダー贈呈
9月22日、浪江地区交通安全協会双葉支部が双葉町立小学校と中学校の児童・生徒にキーホルダーを贈呈しました。
この取組は秋の交通安全運動に合わせて行われたもので、児童や生徒の交通安全意識の向上や交通ルール順守を目的に作成されました。

■昭和55年度 双葉中学校卒業生還暦同級会の開催について
日時:12月28日(日)14時
場所:いわきワシントンホテル椿山荘
(福島県いわき市平字一丁目1番地)
【電話】0246-35-3000
会費:10,000円
申込み:出席される方は11月26日(水)までに幹事へ連絡をお願いします。
※宿泊される方は各自でご予約願います。

問合せ:幹事
菊池 秀則【電話】090-2270-4573
荒川 直人【電話】090-4636-0411

■昭和46年度 双葉中学校卒業生 同級会「古希祝」のお知らせ
このたび、双葉中学校昭和46年度卒業生による同級会「古希祝」を開催すること運びとなりました。
今回が全体での同級会は最後になるかもしれません。ぜひお誘い合わせてのうえ、ご参加いただけますと幸いです。
皆様にお会いできることを楽しみにしています。

日時:令和8年1月18日(日)
12:00 集合(福島いこいの村なみえ)
昼食(道の駅なみえ)
古希払い(初發神社)
視察(1)東日本大震災・原子力災害伝承館
視察(2)双葉町内見学
18:00 懇親会(福島いこいの村なみえ)

懇親会・宿泊場所:福島いこいの村なみえ
(双葉郡浪江町大字高瀬字丈六10)
【電話】0240-34-6161
会費:12,000円
宿泊費:8,000円(各自精算)
申込締切:12月14日(日)

問合せ:
堀川 光男【電話】090-7074-7882
井上 正夫【電話】090-3759-1346

■人のうごき9月分
了承の得られた方のみ掲載しています。
※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:秘書広報課
【電話】0240-33-0125

■双葉町民の避難状況(令和7年10月1日現在)
・福島県内に避難されている方 3,720人
・福島県外に避難されている方 2,638人

■双葉の風だより
全国に避難されている皆さんから寄せられたお便りの一部をご紹介いたします
※双葉の風だよりでは皆さまからの投稿をお待ちしております。
※詳しくは本紙をご覧ください。