くらし 特集 学びを組み合わせる場

明るく、きれいな公民館 愛され、親しまれる公民館 気楽に、集まれる公民館

■学ぶ 場を 知る
市には、令和6年4月に総合福祉センター内に移転した「中央公民館」と、「松岡地区公民館」を中心に、市の自然・歴史、健康、安全、音楽などを学べる場があります。
今回は、その中から、公民館講座の一つ、「高萩のぞみ大学」を紹介します。
新しい季節とともに、学びを深めてみませんか。

◆高萩のぞみ大学
高萩のぞみ大学は、昭和47年(1972年)に開講して、50年以上の歴史を紡いできました。
4年制の公民館講座として、現地研修などの移動学習や公民館まつりなどへの行事参加・クラブ活動も行い、地域との結びつきを深め、仲間づくりを通じて、生きがいづくりを目指しています。
参加している皆さんは、人と人との「つながり」と「学び続けること」を大切に、笑顔で大学生活を送っています。

入学要件:60歳以上
定員:各学年20人(市民優先) ※募集は1年生のみ

▽沿革
1972年 老人学級 開講(1年間)
1973年 老人大学 開講(1年間)(老人学級の修了者を対象)
1974年 老人大学院 開講(1年間)(老人大学の修了者を対象)⇒3年間の学習システムに
1980年 老人大学が2年制に⇒4年間の学習システムに
1981年 老人学級・大学・大学院を統合して「高齢者大学」に改名
2003年 「高萩のぞみ大学」に改名現在に至る

・高萩まつり…初めての流し踊り。練習の成果が実り、祝!入賞
・レクリエーション大会…「楽しい」は元気をつくる。一緒なら、もっと元気に。
・海岸清掃…高萩の自然を守るために、積極的に環境美化も。
・市政を学ぶ…市長の講話を聞き、高萩について学びます。
・移動学習…さまざまな場所へ足を運び、1日楽しく学びます。

■学ぶ 人に 聞く
今年度唯一の卒業生である水戸さんに、学びのきっかけについて聞きました。

・入学のきっかけを教えてください。
友だちに「面白くていろいろ体験できるところがあるよ」と誘われ、コロナ禍でも外に出たいと思い、入学しました。

・印象に残っている講座を教えてください。
すべての講座が印象的で、体験しながら学べる講座が多くあります。
お琴の講座では、実際に弾いてみると難しさを感じました。体験後に先生の演奏を聴くと、より感動的でした。

・卒業を迎えるにあたって、メッセージをお願いします。
まだまだ学びたい、体験したいと思います。自分一人では難しいことでも、みんなと一緒なら楽しく行えます。
自分のペースで活動できますし、一歩踏み出せば、楽しいことが待っていますよ。

▽コロナ禍の危機を乗り越え
歴史ある高萩のぞみ大学も、コロナ禍では、行事の制限や中止などにより、学生が途絶えてしまう危機もありました。
節目の第50期・令和3年度の入学生は3人でしたが、この春卒業するのは水戸さんただ1人。
しかし、公民館スタッフのサポートと、何より学生の皆さんの楽しい雰囲気に魅かれ、現在では48人が在籍。
学びの輪が繋がり、生涯学習実践者のモデルとして活躍しています。

■であい、ふれあい、まなびあい 中央公民館・松岡地区公民館
公民館は、身近で自由に学べる場所であり、学習と実践を通して地域を作る、学び・交流の拠点の役割を担っています。
市では、公民館活動を通して、皆さんの生涯現役を応援します。

▽中央公民館
住所:春日町3-10(総合福祉センター内)
電話:23-1125(生涯現役推進課)

※R6.4月より、施設集約化のため、総合福祉センター内に中央公民館機能を移転しました。

▽松岡地区公民館
住所:下手綱787-1
電話:24-0424

■学ぶ 場を 探す
公民館には、「高萩のぞみ大学」などの講座以外でも、講座を修了して、さらに広く深く学習を進めていく、地域の人たちが自主的に集う「クラブ活動」があります。
笑顔があふれる活動がたくさんありますので、であい、ふれあい、学び合ってみませんか。
中央公民館・松岡地区公民館で活動するクラブを紹介します。

▽気になる活動は
募集状況や活動時間などの詳細は、各公民館へお問い合わせください。

■高萩のぞみ大学3クラブ
対象:高萩のぞみ大学に入学し、興味のある人

■公民館クラブ(〇中央公民館 【電話】23-1125 ●松岡地区公民館 【電話】24-0424)

(順不同 R7.2月現在)