- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸大宮市
- 広報紙名 : 広報常陸大宮 2025年3月号
◆さくら祭りの期間外でも楽しめる!辰ノ口親水公園
久慈川を臨み、特徴的な施設・サービスから市内外にファンを持つ公園です。
芝生広場は子どもの遊び場としてはもちろん、犬の散歩や自転車練習にもぴったり。
水・金曜日にはグラウンドゴルフの利用も可能です。(要予約・無料道具レンタルあり)
◇竹林をレンタサイクルで駆け抜ける!BMXコース
竹林に包まれるコースでサイクリングを楽しめます。近年ではシクロクロス(自転車レース)の大会も開催され、参加者にも好評です。管理棟では、自転車のレンタルも行っています(予約不要・無料)。
◇6月も季節の花を楽しめる!あじさい園
6月中旬から下旬にかけて、一面にあじさいが広がる「あじさい園」。毎年、写真好きが集まり、撮影会も開催されています。あじさいの美しさを楽しめるほか、東屋や橋を生かした撮影もできます。
◇手打ちの常陸秋そばが味わえる!しんすい庵
ブランド品種「常陸秋そば」を使った手打ちそばを、自家製のかえしと、昆布・カツオ・サバなどで、ていねいに取っただしで作るつけ汁で味わえるお店です。
営業時間:11:00~14:00
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
問い合わせ:辰ノ口親水公園ふるさと館
辰ノ口1339-2【電話】52-1583
(受付時間:9:00〜17:00)
◆(Interview)さくら祭りを支える人々
・辰ノ口区 区長 古徳 昭男さん
・ふるさと館 館長 野澤 豊さん
平成20年から現在まで、公園の管理を続けてきた辰ノ口区。区を代表して、区長の古徳さん、辰ノ口親水公園ふるさと館の館長である野澤さんに、お話を伺いました。
◇プロから「全国有数」と言われた辰ノ口の竹林
今回の辰ノ口さくら祭りで、新たなプログラムの場所となった公園内の竹林。この竹林は堤防の役割として江戸時代に人の手で作られたものだそう。「公園内の竹林は、上から根本まで均一の太さで成長する『真竹』の竹林です。私が幼いころは、材料として竹の需要があり、よく売れました」と古徳区長は教えてくれました。また、野澤館長は「栃木県で竹林を活用した観光農園を営むワカヤマファームや、竹あかりの総合プロデュースを行うCHIKAKEN〈ちかけん〉から『全国的に見ても、これだけ立派な真竹の竹林はない』と言っていただけました」と誇らしげに話してくれました。
◇さくら祭りに向け約半年前から準備
例年、さくら祭りの準備は9月ごろ、桜づつみの根本に菜の花の種をまくところからスタートします。さくら祭の期間に、桜とともに菜の花が咲き誇るように調整を行っています。また、公園だけでなく、公園の敷地外でも、桜づつみを見たときに視界に入るような場所は可能な限り草刈りし、できるだけ美しい景色を楽しんでもらおうと準備を行います。
今年は、例年の準備にプラスして、竹あかりイベントのため、竹林の整備を行いました。古徳区長は「イベントにあたり、竹林整備作業に協力できる区民を募ったところ、多くの方が協力してくれました。実際に整備作業を始めたのは9月ごろからで、振興財団や市の職員とともに行いました。竹の本数が多くなってしまっていた竹林が、イベントをきっかけにきれいになりました」と話します。
◇竹あかりのともったコースを見た区民から「素晴らしい」の嵐
2月1日には、試験的に竹あかりを点灯しました。竹林がパワーアップした姿を見たいと多くの区民が訪れ、そのときの様子を古徳区長は「『素晴らしい』と何人もの方に言っていただきました」と嬉しそうに話してくれました。試験点灯のあとにも、コースを延長し、竹あかりの数が増える予定で、野澤館長は、「試験点灯から、さらにコースが伸び、当日にはどんなに素晴らしいものになるか、期待して止まないです」と自信をのぞかせました。
◆(Interview)さくら祭りを支える人々
・辰ノ口さくら祭り 実行委員長 木村 昌信さん
◇全国的に珍しい桜と花火の光景は強い魅力
祭りの準備の中で、実行委員会では主に協賛金募集を担当しました。「『桜と花火の組み合わせは珍しく、全国で名高い野村花火工業株式会社が手掛けるんです』と話すと、多くの事業所から、快く協力を得ることができました」と木村さん。市内外とのつながりなども生かし、協賛金を募った結果、予想以上の協力を得られたといいます。
◇自分たちの力で長く続けられるイベントにしたい
今回から、実行委員会を立ち上げての運営となる辰ノ口さくら祭り。木村さんは「年間を通して準備していることもあって、関わった人々の気持ちがこもったイベントだと感じています。これまでの開催で基礎ができているので、今後、実行委員会を成長させて、自分たちの力で長く続けられるイベントにしていきたいです」と話してくれました。