くらし 市民の声を市政に 区長懇談会

5月18日、坂東市立猿島公民館講堂で、市民の皆さんと行政とのパイプ役を担っている区長さんとの懇談会が開催されました。懇談会では、市から今年度の重点施策や予算などについての説明、区長さんから市政に対するご意見などをいただきました。

■多文化共生
(質)外国人の急増により、国籍や言語の壁を越えたコミュニケーションが大切ではないかと感じています。地域代表として努力していますが、行政から外国人との円滑な関係構築のためのガイドラインのような支援が欲しいです。
(答)市内外国人は約4,700人、52の国と地域に及び、外国人の方も安心して暮らせるよう、日常生活や子育てなどで抱える多岐にわたる悩みを解決するため、皆さまにご利用いただける相談窓口などの整備に努めています。多言語での相談については県の国際交流外国人センターと連携しています。現在、ガイドラインは未整備となっておりますが、その都度個別に相談をいただいて解決策を検討しています。

■消防署の移転
(質)新しく消防署が建設されていますが、治安維持のためにも、移転後の跡地に今の交番を移転できないでしょうか。
(答)新たな消防署の建設は、市単独事業ではなく、県西地域のいくつかの自治体で取り組んでいる茨城西南広域の事業になります。移転後の跡地の活用は、各方面からのご意見をいただきながら検討していきます。また、岩井地区交番は県の管轄であり、現在の施設が建て替えられて間もないことから、現時点での移転は困難と思われます。引き続き地域の安全対策について検討してまいります。

■外国人児童に対する学校教育
(質)外国人児童が増えていますが、市内の小中学校ではどのような教育がされていますか。
(答)市内の小中学校に通う外国人児童生徒は全体の約8%となっています。各小中学校では、日本語の理解や表現が十分でない児童生徒のために、日本語指導教諭を配置し、言葉だけでなく絵や記号を使った「ユニバーサルデザイン」による支援など、国籍に関わらず、より多くの子どもたちが一緒に学べるよう適切な支援体制を整備しています。