- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県かすみがうら市
- 広報紙名 : 広報かすみがうら No245 2025年8月号
■アカハライモリの魅力大解剖!!
アカハライモリには隠された魅力がたくさんあります。今回はその魅力を紹介していきます。
(1)赤い腹には毒がある!?
アカハライモリはそのお腹の色から名前が付けられました。特徴的なそのお腹からは、なんとフグと同じ毒の成分であるテトロドトキシンという猛毒が分泌されています。フグに比べれば微量ですが、アカハライモリを触った手で目や口などの粘膜に触れると症状が現れる可能性もあります。生物に触れた後は必ず手を洗い、楽しく触れ合いましょう。
(2)実は絶滅危惧種!?
20~30年ほど前には茨城県でも見かけることのできたアカハライモリですが、人による土地開発や土壌汚染により生息数アカハライモリの魅力大解剖!!を減らし続け、現在はほとんどその姿を見かけなくなりました。これらを防ぐためには、止水環境と周辺の陸環境を一括して保全していく必要があります。
(3)驚くべき再生能力!?
アカハライモリの特徴の一つに再生能力の高さがあります。四肢や尾が切断されても数ヶ月でほぼ完全に近い状態に再生することができ、心臓や脳の一部が欠損しても再生できる能力を持っているため、再生医療の研究にも期待されている生体です。
(4)意外と長寿!?
アカハライモリはしっかり飼育できれば10年以上生きることができます。最長で25年生きた個体もいるとか。比較的飼育しやすく、エサは人工飼料や冷凍の赤ムシで、市販されていて手に入りやすいのも魅力の一つです。エサを食べる姿もとってもかわいいので、来館された際にはぜひご覧ください。
問合せ:かすみがうら市水族館
【電話】029-896-0722