くらし インタビュー 町民の皆さまを紹介します!

■大里 君子(おおさときみこ)さん
町内で、女性初の行政区長を務めました(道前六保行政区長)。また、花壇コンクールで特別賞を受賞した「道前六保有志会」の会長を務めています。

Q1.区長を引き受けた理由は?
私は、もともと副区長として地域の課題に積極的に取り組んできました。例えば、ごみ収集場所や清掃のルールの徹底を呼びかけたことで、住民の意識が変わり、環境が改善された経験があります。このように「地域は変えられる」と実感したことが大きなきっかけです。さらに夫から「あなたならできる」という後押しや、15年間の民生委員の経験で地域の状況を把握していたこともあり、区長を引き受ける決意をしました。

Q2.区長として、女性ならではの視点や経験をどのように生かしていますか?
女性の視点を生かし、地域の環境整備に取り組んできました。まずは、農村集落センターの和式トイレを洋式に改修し、より多くの方が快適に使えるよう整備したり、空き缶の回収袋をネットに変更し、ごみの散乱を防ぐ工夫をしたりしました。そのほか、スクールゾーンや町道の植栽を地域の方にお願いし、見通しを良くして、安全性を向上させました。また、高齢者が集える「いきいきサロン」を開催し、地域のつながりを深める活動を進めています。さらに昨年度から花壇コンクールにエントリーし、今年度は特別賞を受賞しました。こうした取り組みを通じて、地域に住む皆さんが快適に暮らせる環境づくりに力を入れていきたいと思います。

Q3.地域での女性の活躍についてどう思いますか?
社会全体で多くの女性管理職が増えているように、地域でも女性が役員を担えるように積極的に声をかけています。同時に、男性にも「男女共同参画」の意識を持ってもらうことが大切だと思います。固定観念にとらわれず、女性が地域活動に関われる環境を整えるため、日常的な対話を大切にしながら意識改革を進めています。また、時代に合わせた地域運営のあり方も柔軟に考えていきたいです。