- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県八千代町
- 広報紙名 : 広報やちよ 3月号(令和6年度)
■カギは人材確保!!
人口減少、少子高齢化が予想を上回るスピードで急速に進む中、意思決定者である私に課せられた重要な仕事の一つとして「優秀な人材を確保する、また、育てる」というものがあります。その目的は、人事ときちんと向き合い、変化を創り出す自治体を目指すということです。
具体策として、従来とは異なる八千代町の価値を創り出すために、新たな雇用形態を採用したり、募集方法を抜本的に変えたりすることで優秀な人材を確保する。あるいは、新たな職員研修などにより、人材育成を図るという方針です。そして、外注頼みではなく自前で内製化してしっかり取り組むことのできる人材をたくさん確保することで、組織力の大幅向上を図りたいと考えています。例えば、これまでの当町の職員採用試験は、一般教養、論文、面接という形式で行われていました。ごく普通の形です。そして、合計点数の高い者を退職者の数だけ採用し、補充してきました。
今後、学んで組織をつくり、社会・地域の変化を支えるには、これまでの取り組みだけでは大いに物足りないという思いがあります。最近の受験者の傾向として、町内外を問わず、学卒者だけでなく民間経由で当町の採用試験に挑戦する者も少なくありません。このような背景から、今はまさに色々な特技のある者、資格のある者、経験のある者など幅広い人材を確保できるチャンスでもあります。そのような人材が確保できれば、従来、色んな仕事を経験させるのに3~5年で人事異動が行われてきたものが、今後はある分野に圧倒的に強い職員を生み出すことができるようになります。
間口は広く浅くという考え方から、幅は狭くとも知識と経験の深さが違う、いわゆる専門職を育成することができる。これからの時代の変化に対応するにはいいのではないかと考えます。よって今年の職員採用試験から取り組みたいと思いますが、逆に審査する側にも見極める「目」が必要になりますので、こちらもレベルアップを図りたいと考えています。