- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県八千代町
- 広報紙名 : 広報やちよ 4月号(令和7年度)
令和7年第1回町議会定例会で令和7年度の予算が可決されました。一般会計予算総額は、106億5,100万円(前年度22.5%増)です。
■一般会計 歳入
町税では、新築等による家屋や償却資産の増を見込むなど、7千568万円増額(前年度比2・8%増)の28億2千185万円としています。
地方交付税では、国において普通交付税が1・6%増を計画されるなか、税収の増など基準財政収入額の増を考慮し、262万円減額(前年度比0・2%減)の17億7千298万円としています。
繰入金では、前年度から3億588万円増額(前年度比40・1%増)の10億6千919万円となっています。内容は、財源不足等への対応として財政調整基金やふるさと納税基金からの繰入れなどを計上しています。
町債(町の借金)では、地方創生拠点整備事業債の増などにより、4億3千896万円増額(前年度比255・8%増)の6億1千60万円となっています。
その他の内容は、中学校体育館空調設備設置事業債や一級町道5号線道路改良事業債などを計上しています。
■一般会計 歳出
歳出構成比のうち民生費が31・2%、総務費が16・2%となり、予算全体の約半分を占めています。
民生費では、子どもや高齢者、障がい者の福祉に関する予算が主なものになります。子育て世帯支援と乳幼児の交通事故被害防止のためチャイルドシート等購入費の助成を実施します。
総務費では、外国文化に精通した人材を確保して外国人と日本人の相互理解を図り、多文化共生地域おこし協力隊事業などを実施し、多文化共生を推進します。
その他にも農林業費では、地方創生拠点整備事業として憩遊館のリノベーションを計画しています。教育費では、学習環境と災害時における避難所としての機能を確保する中学校体育館空調設備設置事業や、熱中症対策として空調を整備し、安全で快適なスポーツ環境と災害時の避難所機能を確保する総合体育館空調整備事業を実施します。
■特別会計・企業会計 予算
特別会計・企業会計では、全体で75億5千555万円となっています。
前年度と比べ増減が大きかったものとして、八千代中央土地区画整理事業特別会計において、区画整理地内の道路築造工事や調整池整備に向けた設計業務委託の実施に伴い、前年度から3千499万円増額(前年度比30・5%増)し、1億4千977万円となっています。
介護保険特別会計では、介護サービスなどにかかる費用である保険給付費の増などにより、前年度から2千907万円増額(前年度比1・5%増)し、19億7千970万円となっています。
水道事業会計では、資本的収支である4条予算(建設関係)において、資金運用による投資有価証券の増などにより、前年度から3億3千837万円増額(前年度比269・9%増)し、4億6千373万円となっています。
下水道事業会計では、資本的収支である4条予算(建設関係)において、管渠工事や流域下水道建設負担金などの増により、前年度から6千605万円増額(前年度比14・0%増)し、5億3千890万円となっています。
■令和7年度予算注目事業
▽チャイルドシート、ジュニアシート購入費助成事業 184万円
子育て世帯支援と乳幼児の交通事故防止のため、チャイルドシート等購入費の一部助成を実施します。
▽多文化共生地域おこし協力隊事業 520万円
外国文化に精通した人材を確保し、外国人と日本人の相互理解に資する事業の実施により多文化共生の推進と協力隊員の定住を図ります。
▽外来生物駆除事業 427万円
年々増加するアライグマやハクビシンによる農作物被害を防止するため、捕獲等の駆除を行います。
▽地方創生拠点整備事業(憩遊館) 4億8,700万円
地方創生に資する拠点施設として憩遊館の大規模リニューアルを行い、地域の活性化や関係人口の増加を促進します。
▽中学校体育館空調設備設置事業 2億1,282万円
空調設備の設置により、体育館の快適な学習環境と災害時における避難所としての機能を確保します。
▽総合体育館空調整備事業 2,170万円
熱中症対策として空調を整備し、安全で快適なスポーツ環境と災害時の避難所機能を確保します。
▽東蕗田運動公園バックネットおよびダッグアウト整備事業 638万円
経年劣化したバックネットの修繕とダッグアウト整備により、公園利用者等の安全確保を図ります。
▽街区公園施設整備事業 3,300万円
地域のにぎわいを創出するとともに、良好な地域環境の形成や災害時の一時避難所として公園施設を整備します。
▽子育て世代移住促進住宅整備事業 1億9,000万円
子育て世代向け定住促進住宅を整備し、快適な住まい環境を創出します。
問い合わせ:財務課財政係
【電話】内線3120