しごと シリーズまち・ひと・しごと #66(3)

■「空き家を改修して移住者のための施設を作りたい」
安藤佑樹(あんどうゆうき)隊員
Profile
年齢:36歳
出身:茨城県神栖市
趣味:ゴルフ、ガジェット集め
ITから建築・不動産業を経験数々の資格を所有
空き家再生診断士/空き家コンサルタント/第二種電気工事士/危険物取扱者/防火管理者/ITパスポート
ITから電気工事まで、何でもおまかせください!

―利根町に移住する前はどこで何をしていましたか?
大学で情報デザインを学び、卒業後は都内のIT系の会社に就職して都庁のネットワーク運用管理や、電力会社のシステム管理などをしていました。
その後、神奈川県の建築会社に転職して、建築工事の現場作業からマンション管理まで幅広く経験し、電気工事士や危険物取扱者など、いろいろな資格を取得しました。
この時の経験が自分の一番の強みだと思っていて、今の活動にも活きています。

―利根町の地域おこし協力隊に応募したきっかけを教えてください
将来的には、生まれ育った茨城県で自分の経験や資格を活かせる仕事がしたいと思っていました。
そんな時、利根町が地域おこし協力隊で空き家コーディネーターを募集しているのを見つけて、この仕事なら自分の経験も活かせると思い、利根町の協力隊に応募しました。
茨城県内では、県央や県西にも、同じような空き家対策で協力隊を募集しているところもありましたが、妻が都内へ通勤していることもあり、都内へ1時間圏内という利根町の立地の良さが決め手となりました。

―空き家コーディネーターの活動内容を教えてください
空き家コーディネーターのミッションは、「空き家バンク制度の推進」や「空き家所有者と移住希望者のマッチング」などにより、利根町の空き家を減らすことです。
昨年7月に着任してからは、まず、空き家の所有者さんへの聞き取り調査を行いましたが、その時に「空き家をどうにかしたいけど、何から始めたらいいか分からない」という声が多く聞かれました。
そういう時は、私たち空き家コーディネーターにお気軽に相談してほしいです。
例えば「空き家のゴミを処分したい」とか「家を売りたいけどどうすればいいの?」など、皆さんのお悩み解決のお手伝いをさせていただきます!

―今後の目標を教えてください
空き家問題の解決のためには、移住者や関係人口を増やすことが重要だと考えていて、人が増えれば、需要が増え、生活環境が整備される、そしてまた人が増えるといった循環を作り出したいです。
そのための第一歩として、まずは利根町を知ってもらえるような、「お試し移住」ができる施設や町民の方々の交流の場を作りたいと思い、現在、羽中地区にある空き家の改修工事を進めています。
実際に住んでみないとわからないことっていっぱいあると思うんですよ。ネットに載っている情報だけじゃなくて、利根町にはこんなに魅力的な人達がいるっていうのは、僕も実際に利根町で暮らしてみないとわからない情報でした。
だから、まずは少しでも移住に興味がある人に利根町に来てもらって、利根町の魅力に触れてもらえればと思います。