くらし 9月9日は救急の日 救急医療の利用は正しい理解で適正に

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救急車や救急医療を、必要な人が必要な時に、安心して利用できるよう、救急医療機関や救急車の利用方法について、正しい知識を身に付け、適正に利用しましょう。

■救急医療を本当に必要とする人が安心して治療を受けるために
私たちにできる4つのこと
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1 かかりつけ医を持つ
体の不調や健康に不安を感じた時は、早めにかかりつけ医に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
なお、自宅近くの医療機関は、とちぎ医療情報ネットで検索できます。

2 できるだけ昼間の診療時間内に受診する
救急外来は、時間外に受診できる便利な医療機関ではありません。
救急医療を必要とする人が治療を受けるためのものです。
救急時以外に救急外来を受診することは避けましょう。

3 夜間・休日の急な病気は夜間休日救急診療所へ
夜間や休日の緊急時、比較的症状が軽い場合は、まず「電話相談」(7ページ参照)の利用をお願いします。
夜間休日救急診療所での処置は応急的なものであるため、翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。

4 救急車を適正に利用する
救急車を呼ぶか迷った時は電話相談や、全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」を利用しましょう。「救急車を利用すればすぐ病院に行ける」などの安易な利用はやめましょう。

■AEDで救える命があります
◇AED(自動体外式除細動器)とは
AEDは、心停止の状態になった人に電気ショックを与え、心臓の動きを正常に回復させる機器です。人が意識を失って倒れたとき、AEDを使用することで、自動的に機械が心電図を調べて、電気ショックが必要か否かを判断し、音声メッセージで必要な対応を指示してくれるので、誰でも確実に操作することができます。万が一AEDが必要な場面に遭遇したら、周囲の人とも協力し、勇気をもって行動しましょう。

◇AEDの設置場所を知っていますか?
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日ごろから、よく利用する施設のAED設置状況を確認しておきましょう。AEDを設置している市有施設やAEDステーション(民間の協力施設)を、市公式HPや「宇都宮まちかど情報マップ」に掲載していますのでご確認ください。

◇AEDを貸し出します
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本市では、イベントなどで、迅速に救命措置を行える環境を整えるため、無料でAEDの貸し出しを行っています。

■もしもに備えて
◇救急受診の手引き
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救急医療や救急車を適正に利用していただけるよう、普段から心掛けておくことや、夜間・休日に子どもが急な病気やけがをした時に、どのような対応をすればよいかなどを分かりやすく解説しています。
保健所(竹林町)などに置いてある他、市HPからもご覧になれますので、ご活用ください。

◇救急の日・救急医療週間イベント2025
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日時:9月6日(土)午後1時~3時。
会場:ミライト一条(一条1丁目)。
内容:増田典弘(ますだのりひろ)さん(NHO宇都宮病院 副院長)による講演、AED講習などの市民参加コーナー。
対象:市内在住者。

■Q 救急患者が発生した場合は、すぐに救急車を呼ぶべき?
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◇救急搬送の3割を超える人が軽症の患者
令和6年の本市の救急出動は2万7,337件、1日の平均は74.6件でした。救急搬送された人の3割超が「入院を必要としない軽症の患者」です(右のグラフ参照)。
私たちにできる4つのこと(6ページ参照)を参考に、救急車を適正に利用しましょう。

傷病程度別搬送人員割合(本市 令和6年)

◇119番にかけるのはこんな時
・突然うまく話せなくなる。
・突然の激しい頭痛。
・胸が圧迫されるように痛む。
・意識や呼吸がない。
・交通事故や転落、転倒で強い衝撃を受けた。
・大出血をしている、血を吐いたなど。
119番にかけた時は、慌てず正確に、通信指令員の質問に答えてください。

■救急車の適正な利用を
救急患者の症状(軽症・重症等・重篤の3段階)によって、救急医療機関が分かれています。
下の図を参考に、症状に合わせて、(1)電話相談(2)外来診療(3)救急搬送を適正に利用しましょう。

◇市救急医療体制

問合せ:保健所総務課
【電話】626-1103