文化 市史編さんだより vol.51

■現代部会調査速報(14)~自治体の合併二十歳(はたち)のお祝い~
令和6年(2024)12月1日、大田原市は市制施行70周年を迎えました。そして今年は、平成17年(2005)の市町村合併から20年を迎えることから、今回は旧大田原市の市制施行・旧黒羽町の町村合併20周年と、昭和の合併がなかった旧湯津上村の村制施行100周年を振り返ります。
旧大田原市では、市制施行20年となる昭和49年(1974)に、市民憲章の制定、市の花・木・魚の選定などが行われ、11月には5日間にわたり大田原小学校を会場に各種展示会が開催されました。20歳(周年)ということで記念たばこの販売もありました。現在の市役所入口にある孤高のイチョウ「団結の木」も、この年11月1日の記念式典後に植樹されています。旧黒羽町では、昭和50年2月の町村合併20年を、山車の引き回しや3日間にわたる各種展示会、地元の民俗芸能披露で祝いました。旧湯津上村では、村制施行100年にあたる昭和63年度の1年間を通して、「マラソンソフトボール」などをはじめとした行事を毎月開催しました。同年11月3日の記念式典後にはタイムカプセルを埋設し、その50年後となる2038年の開封が待たれます。
(現代部会 木下義文)

旧大田原市・「団結の木」植樹(昭和49年11月1日)
旧黒羽町・役場前の山車(昭和50年2月9日)
旧湯津上村・埋設前のタイムカプセル(昭和63年11月3日)

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