くらし 消費生活センターにご相談ください 消費豆知識138

◆鏡やガラス玉で起こる「収れん火災」に注意!日差しが部屋の奥まで届く冬場に多く発生しています
≪事例1≫
洗濯物を取り込み畳んでいるとき、下着やハンカチが焦げていることに気付いた。洗濯物を干すベランダには鳥よけの鏡を3か所付けている。
≪事例2≫
日当たりのよい窓際に直径10センチ程のスノードームを置いていた。球体のため光が集まり、後ろ側に置いていたぬいぐるみに2センチ程の穴が開いた。幸い焦げたにおいに気が付いたため、大事には至らなかった。
≪事例3≫
吸盤で張り付くタイプのシルバーマークを、車内後方の窓に付けていたら、後部座席シートから煙が出て、シートに掛けていたカバーが少し燃えていた。通常、車内で使われる吸盤は、レンズの光を集めないよう、色付きか半透明のものが多いとのことだが、購入した吸盤は透明だった。
≪事例4≫
隣に駐車していた車のタイヤのホイールがメタリックだったため、反射を受けてタイヤが燃えてパンクした。

太陽光がレンズや鏡により反射または屈折して1点に集まることを収れん現象といいます。その場所に可燃物があると火災に至る場合があります。
・窓際や太陽光が差し込む場所には、透明な球体だけでなく、花瓶や金魚鉢など透明なものや拡大鏡など太陽光を反射させるものを置かないように注意しましょう。あわせて、部屋の中のどこまで太陽光が届くか、その範囲を確認してみましょう。
・外出時、思いもよらない収れん火災が発生しないよう、カーテンを閉めて遮光しましょう。使用しないときは鏡などに布を被せましょう。
・飲み物が入ったペットボトルを自動車内に放置することや、猫除けのために建物の周辺に置くペットボトルにも気を付けましょう。
・冬場は太陽の高度が低く、部屋の奥まで太陽光が差し込みやすいので特に注意しましょう。

相談日時:月〜金曜日(祝日・年末年始を除く) 午前9時~正午、午後1時~4時
相談場所:上三川町消費生活センター(役場1階 地域生活課内)
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【電話】0285-56-9153
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