文化 上三川こぼれ話 第38話「合併時の庁舎」

70年前の昭和30年4月29日、旧上三川町と本郷村、明治村が合併し現在の町域を有する新しい上三川町が誕生しました。今年は合併70周年を記念して、さまざまなイベントや企画を実施していますので、ぜひご参加くださいね。
さて、現在役場庁舎は改修工事を行っており、一部機能を旧中央公民館へ移し、仮庁舎として使用しています。合併当時の庁舎はどうだったのでしょうか。
新町発足当時は、本庁と支所として本郷村および明治村の役場2箇所を定め、日々の業務にあたっていました。その後、事務の増加に伴う職員の増加等の理由により、昭和34年に現在の町立図書館の地に新庁舎を新築し、それにより本郷・明治両支所は廃止されましたが、納税や戸籍事務などの一部機能のみが残された出張所として、4名の職員が勤務していました。その後、出張所は事務の合理化を図るため段階的に規模を縮小していき、昭和38年に廃止されました。
新庁舎の方では、職員の増加が続いたため、産業会館、第二庁舎、西庁舎を次々と建築しました。
ちなみに、合併当時の役場庁舎は明治時代に建造された木造洋風建造物で、文化財的な価値が高いものでしたが、昭和49年5月に火災によって残念ながら焼失してしまいました。

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