- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県野木町
- 広報紙名 : 広報のぎ 2025年4月号
野木町長 真瀬宏子
■幸せ感じて
4月は進級、進学、就職等で環境が一変した方も多いと思います。新生活の第一歩を、ぜひ元気に進んでいただきたいと思います。
さて、最近ではよく「ウェルビーイング」(心身の健康と幸福)という言葉を耳にします。政治の世界でも「ウェルビーイングを目指しましょう」などと言われます。これはコロナ禍を経験して、より良く生きる事、幸せの価値や健康の大切さなどに関心が向いたからかもしれません。多くの人が「心身ともに」幸せを感じる事の大切さを、今だからこそ、実感として考えるようになったのかもしれません。そして何気ない日常の中に幸せを感じる自分に気づくことが多くなりました。 朝、目覚めて朝食をおいしく食べる事が、いかに「幸せ」か、と思ったりします。更に今日一日どんな人に出会うのか、出会いの中に何が学べるかも楽しみになったりします。私たちは多くの人たちのお世話になりながら生きていることを実感するこの頃です。その上で、少しでも誰かの役に立つことが出来たら、それは無上の喜びであり、世の中の誰かのためになっていると感じた瞬間こそ、幸せを感じる時かもしれません。
ボランティア活動でも仕事でも「誰かに喜んでいただく」ことは、世の中において、誰かの役に立っていることに違いありません。自分の取り組みで誰かに喜んでいただく事が出来れば、それはまた、自分の幸せに返ってくるのだと思います。新しい出発の時、どうぞ幸せ感じるお暮しであることをお祈りいたします!