くらし 報告 令和6年度町政地区懇談会

町では、昨年度開催希望のあった区へお伺いし、町民の皆様と直接意見交換する「町政地区懇談会」を開催しました。今月号では各地区からいただいたご意見の一部(要旨)をご紹介します。なお、ご紹介する内容は町HPにも掲載しています。

※紙面の関係で要約しております。

■川田区(令和6年10月1日)
質合:防犯カメラ設置の補助額等について詳細を教えてほしい。
回答:自治会や区の管理を前提とした補助で、設置費の3分の2かつ上限が1台につき20万円の補助となっております。ただ周辺住民の方の同意が必要になることやプライバシーの侵害の問題もありますので、申請をご検討の際は、総務課にご相談ください。

■若林区(令和6年10月18日)
質問:今、町で移住者はどのぐらいか。
回答:町では移住者に対し補助金を出しており、その補助金上の話しになりますが、令和5年度は東京圏から移住してきた方は7世帯で19人うち18歳未満が6人です。また東京圏以外の方は、18世帯50人うち18歳以下が13人となります。これは補助金ベースの人数であり、転入転出全部で計算するとまた違う数字になりますので、ご了承ください。

■南赤塚区(令和6年11月1日)
質問:最近町内の至る所で太陽光発電基地の整備が行われている。当地区においてもゆーらんど周辺で整備が行われたが、豊かな緑が失われ景観が非常に悪くなったと感じる。“緑でうるおいのある町”として緑を保全し、育むことを求める。
回答:平地林は、本町の特徴的な風景であり、グリーンインフラとしての機能も有しております。また「野木町緑の基本計画」において南赤塚地区の赤塚自然の森や赤塚ふれあい公園周辺は保全配慮地区になっていますが、太陽光発電施設の設置等により平地林の伐採が行われており、現在保全することが困難な状況となっております。今後平地林を未来に残すべく、所有者の意向を把握しながら国の森林環境譲与税や栃木県の元気な森づくり事業等の制度を活用し、保全を図ってまいります。
※参考:令和7年度より平地林危険木伐採等支援補助が創設されております。

■潤島区(令和6年11月8日)
質問:行政の業務の効率と町民のサービスの向上というところで、AIの活用というのを今後どのように考えているのか。
回答:現状は、町民サービスとして書かない窓口や公共施設の予約システムが始まり順次進めているところです。また業務手順を見直すことで、機械にできるところがあれば機械に任せていくというような方針で現在業務を進めており、今後はAIを活用できる業務を増やしていきたいと考えております。

■丸林西区(令和6年11月9日)
質問:デマンドタクシーが不便である。そのため利用者のアンケートを取ったり、台数増やしたりしてほしい。また、町独自のコミュニティバスの新設、それが難しい場合は、小山市や古河市のコミュニティバスとの連携を進めてほしい。
回答:デマンドタクシーに関する利用者アンケートは毎年実施しており、結果等はHPに掲載しております。町の対策としては、令和7年度にAIデマンド交通システムの導入を準備しているところです。AIデマンド交通システムを効率的に運用できれば、現状の台数でも対応が可能ではないかと考えております。実際に導入した結果、増台数の必要があるということであれば対応を考えたいと思っております。
また、デマンドタクシーと小山市との連携は光南病院、古河市との連携は友愛病院で各市のバスに乗り継ぐことができます。今現在町ではデマンドタクシーが町に最も適した交通手段であると考えており、まずこちらの充実を図っていきたいと考えております。循環バスについては一定の要望があることを踏まえ、調査・検討を進めていきたいと考えております。

※参考:令和7年度中にAIデマンド交通システム導入および1台増車予定となっております。

■中谷区(令和6年11月22日)
質問:運動公園の脇の道路を工事しており、新4号に繋がる道路の工事だと思うが、開通予定はいつごろか。
回答:開通予定については、古河市の事業でございますが、約2年ほどを目処に動いております。古河市の予算の中で実行しており、古河市で国庫補助を入れながら整備しておりますので、時期が確定しましたらまた議会を通して皆様にもお伝えしていきたいと思っております。

※参考:懇談会後、古河市より令和10年3月に全線開通予定と伺っております。

■佐川野区(令和6年11月25日)
質問:佐川野の共同墓地にイノシシが出るが、その対応を町はどう考えているのか。
回答:近年イノシシの頭数は増えており、町の基本的対策は捕獲でございます。現在町内に約40基のわなを仕掛けており、令和6年度に入り約60頭の捕獲をしましたが、増え続ける状況に追いついていないのが現状です。また、町においては鳥獣被害対策実施隊に、わなの見回りや捕獲イノシシの処分等をお願いしております。こちらは狩猟免許が必要になりますが、その免許に係る手数料補助を町で行っております。免許保有者の人数も減っており、実施隊の負担軽減のためにも今後人数を増やすための試みも考えていきたいと思っております。

■新橋区(令和6年12月14日)
質問:現在闇バイトのような悪質な事件も多発しているが、他県ナンバーの不審車の目撃があり、自治会および警察へお知らせしたことがあった。また、リフォーム業者を騙ったりお菓子売りや金属買取であるといって一般家庭に出入りする業者も増えている現状がある。警察だよりや町広報の注意喚起だけではなく、町で対策はないのか。
回答:警察によると、まずは知らない方を自宅に入れないことが重要であるとのことです。
また一般的には、二重ロックやセンサーライト、時間をかけるための防犯フィルムが効果的であるといわれていますので、町では警察から情報をいただき、様々な媒体を活用して防御策等について発信、周知していきたいと思っております。
情報提供の観点からですと、栃木県警察でのルリちゃん安全メールがあり、登録しますと、交通安全情報、行方不明者情報等がメールで配信されるサービスもございます。

※参考:令和7年度より家庭用防犯対策事業補助が創設されております。

問合せ:政策課
【電話】57-4216