- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県野木町
- 広報紙名 : 広報のぎ 2025年11月号
野木町長真瀬宏子
■平和な日々を
朝目覚めたときの穏やかさとともに一日が始まり、3度の食事後に、ゆっくりと眠りに入る何気ない日常。多くの日本に住む私たちは当然のような平和な日常を享受していることに、ふと感謝の心がわき出でてきます。これも幾多の先人のおかげであることを心に刻むべきである、と自分の身体、奧深くにも忘れることの無いように刻みつけなければと思うこの頃です。
世界中では今現在も、戦禍によって命の危険にさらされながら十分な食事もとれてない人々のなんと多いことか。この地球上では今も戦争がとどまることなく、あちこちで発生しているのが現実です。第二次世界大戦から今年までで80年が経過しました。その間くしくも日本は戦争もなく平和な日々を過ごすことができました。こんな幸せなことはありませんが、平和憲法を謳った日本であれば当然のことです。
しかし1868年の明治維新から1945年の第二次大戦までの77年間には、幾度も他国と戦争をし、多くの尊い命が失われ、最後は国破れて山河ありとなりました。計り知れない悲しみと悔恨が残っただけです。
そして今年はその敗戦後80年となり、明治から戦前までの77年よりも長く平和な日々が続いています。
この貴重な平和な日々を、私たちは心して守り続けなければならないと思います。皆様とともに心にいつも命じてまいりましよう。
町民憲章の最後にも
「一、きまりを守り、平和な明るいまちをつくりましょう。」
とありますので、力を尽くします。
